イナズマ1200整備日記

イナズマ1200のバイク整備と、整備と称するDIYレベルで出来るプチカスタムを行っていきます。そんな記録とキャンプツーリングに必要な小道具類などをDIYした記録、そして旅行の記録です。

SV1000S純正マルチリフレクター(ヘッドライト)を転用し交換

目次

はじめに

ヘッドライトのレンズを過去に暗い純正品から、明るい社外品マルチリフレクターに交換しました。

が、今回改めて他車種になりますが車検対応した純正品マルチリフレクターへ交換することにしました。

さらに今回の目的はもう一つあります。スタンレー電気のライトハウジング(ケース)へ交換したことで、今後は市販されるLEDのプロジェクターへの交換が容易にするためです。

これまでの経緯

これまでにヘッドライトの光量アップさせるため、ビッグワンのマルチリフレクターに交換しました。

minow.hatenablog.com

(物価が上昇してきている現在でも、10000円以下(8500円程度)で購入出来ますね。)

マルチリフレクターに交換しただけでも、それなりに明るくなりました。

 

さらに明るくしようとヘッドライトバルブも交換しました。ライトの性能アップは2000年頃から急激にアップし、現在に至るまでに何種類か試しながら交換してきました。

minow.hatenablog.com

現在では当たり前となったLEDヘッドライトバルブですが、交換すると劇的に光量がアップします。夜間やトンネル内での走行がとても楽になりました。

普段の夜間走行時はとても明るく乗りやすいのですが、いざ車検時となると通りません。

そこでこれまで、2年に一度だけの仕方ない事として、普段は鹿などの頭部燻製のように壁掛け保管してある純正ヘッドに交換してきました。

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でも、このインチキ臭い取替えはイケないと思いましたので、SV1000Sの純正ヘッドライト(スタンレー製)の中古品を購入し、取り換えることにしました。

中古品SV1000Sヘッドライトの購入

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少し磨けば新品同様に見えるほど、程度はソコソコ良好でした😄

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これで普段から車検対応したヘッドライトになりそうです?

レンズだけ購入しただけでは取付けられません。不足部品が多数あります。

まずはゴムカバーは欠品していましたので、ウェビックさんより、1000円ほどで購入しました。

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純正部品カバー、ソケツト

純正品番号 : 35174-19F00

これは中古品なので、仕方ないですね。

 

リムとレンズの磨き作業

中古品レンズをまず分解し、クリーニングから始めました。

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リム裏側はサビが見られましたので、軽くサビ取りしました。

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が、隙間のサビはなかなか取れませんね。磨いてみたものの、完全には取りきれませんが、どうせ見えなくなる箇所なので、一旦はヨシ!としました。

が、この部品はいくら位なんだろうかと、興味もありましたので新品を見積りしてみました。

このリムの部品品番は、  35111-19F00

ウェビックさんの見積もりでは、税込み3800円ほどで、送料含めると4500円ほどでした。

 

それが、このリムの中古パーツを検索してみたら?

なんと新品未使用品が、格安で販売されていましたので、これまた購入してしまいました☺

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リム錆びは裏側のみで見た目ボロボロって訳では有りませんでしたが、新品を折角購入しましたので、早速交換しました。
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新旧並べてみると、サビ具合が分かるかと思います。

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まだまだ部品交換することなく使えるなと・・・

新品があるなら、折角なので使ってしまおう!派です。

 

マルチリフレクターのクリーニングですが、プラスチックレンズの内面側がうっすらと曇って汚れていましたので、中性洗剤と筆タイプのブラシを使い洗浄しました。
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外側のレンズ面は、車などの塗装面を磨くコンパウンドを使い、細かなスリ傷を軽く磨きこんだら、ピカピカになりました。

元々綺麗な状態でしたが更に綺麗になりました。

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因みに筆タイプの洗車ブラシは、こんな細かなクリーニング作業時に、役に立ち便利でした。

 

洗浄後の水分はキッチンペーパーとピンセットを使い、水滴を吸い取るように拭取り、乾燥させました。

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曇り汚れが綺麗になって、スッキリ〜

 

ここでレンズの話に戻ります。

このレンズは規格化されていないため、どのメーカーも形状が異なります。

今回はSV1000のマルチリフレクターは、スタンレー製になります。対するハウジング(ケース)側は、イナズマ1200純正品であるため、小糸製作所製になります。

そのためマッチングしません。

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これまで取付けてきたビッグワンのマルチリフレクター(小糸製作所と同じ形状)と比べてみると?

取付け部の形状は、どう見ても異なります。

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リム外径も、見た目でもビミョーに異なることが分かります。

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当たり前の事ですが、ライトのハウジング(ケース)を交換しなければ取付けられません。

 

新品未使用のハウジング購入

そこでスタンレー製のハウジングに交換することにしました。

まずはスタンレー製のヘッドライトを装着した車種を探してみると?

兄弟車種のバンディット1200があるじゃないですか。

手持ちのバンディット1200パーツカタログから、ヘッドライトのハウジングケース 純正部品品番 51800-32F00 を検索してみました。

でも値段は14500円ほどか〜

う〜ん、少し高いな〜

 

と、中古品を探してみると!

新品未使用品が販売されていました〜

即購入しておきました〜☺☺
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同じスタンレー製の部品で、ちゃんとレンズとハウジングが嵌りました〜☺☺
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リム側の出っ張りと

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ハウジング側の出っ張りが引っ掛かるように取付けられます。

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これで主要なパーツを購入出来ました。

 

あとは不足する細々とした部品を買い足すだけ。

 

ハウジングケースをラバーマウントさせるクッションゴムは、純正品番 09320-12065  (09320-12101-000)は、見積もりで単価130円ほどでした。

片側2個使用するので、左右で4個必要となります。計500円ほどになります。

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ほかにもハウジングとライトステーをボルト固定させるための、スペーサー(8.6X12X20)金具を、左右2個

部品番号 09180-08168 は、1個700円ほどで、左右2個必要になるため1400円ほどになりました。

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(スペーサーは、内径8.6X外径12X長さ20の寸法ですが、サイレンサー取付部のスペーサーなど、似たような部品が使われていますので、長さ調整すれば使えると思います。)

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ハウジングとリムを固定させるネジ(5X15.3)【部品番号 09139-05038 】

単価85円ほどのネジを、左右2個購入f:id:Minow:20231019214207j:image

 

 

 

 

 

 

取付作業

まずは現状ではビキニカウルを取付けていますので外し、
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ヘッドライトを外す準備から

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最後にビキニカウルを取付けるための隙間調整をしますので、ライト横の取付けボルト間の横幅を測っておきました。
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ヘッドライトの高さ調整(固定)ボルトを外し
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マルチリフレクターを外し、配線のコネクターを外しました。
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細いマイナスドライバーを挿し込まなければ外せないコネクターが何箇所かあります。

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ヘッドライト横のボルトを外し、配線を抜き取りながらライトのハウジングケースを外したら、ようやく取り外し作業の完了となりました。
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ここから新しいヘッドライトの取付けとなります。

取り外し作業の逆の手順にて、基本的には取付けるだけですが、ライトの角度調整のステーを新たに製作したことが、一番手間がかかりました。
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ステンレス材のフラットバーを切り出して、両端にφ6mmと8mmの穴を開けて、φ8mm側を少し曲げました。
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ビキニカウルを付ける前におおよその光軸調整をしましたが、ビキニカウルとヘッドライトが少し干渉していました。

半ば強引に取付けましたが、少し光軸が下がったかな?
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いや随分と光軸が下がったような気がするな?
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最後に

作業の途中に仕事と山登りなどを行っていましたので、部品集めから取付けまでに、約一ヶ月を要してしまいました。

ようやくマルチリフレクターを取付けることが出来ました〜☺

手間はそれなりに掛りましたが、最終的には見た目は何も変わっていません💧

が、当初の目的通りに車検対応したことが、一番大きかったかな?と思います。

ただしビキニカウルを取付けると光軸が下がるため、現状では車検時に外す必要があります。蚊のいなくなった冬に修正したいと思います

 

 

純正品のヘッドライトは高額なので、スタンレーなどのアフターパーツの方が、安価に購入できると思います。

しかし、今はもうマルチリフレクターの時代ではないのかな?

ライトハウジングを変更しましたので、次はLEDのプロジェクタータイプにしようと思います。