目次
はじめに
今回はEvermotorのアップグレード版シーケンシャル(流れる)ウインカーを取付けた記録になります。ケースがアルミ材でとてもクオリティーの高い商品でした。これから防水性を確認していこうと思います。が、雨天時の走行は滅多にしませんので、暫く先まで分からないかもしれません☺
経緯
イナズマ1200は全体的に丸っこいイメージであるため、角張ったデザインのウインカーが好みではありません。そんな理由から、これまで丸っこいヤマハV-MAX等の純正品を流用し、それにLEDバルブを取付けて使用してきました。
この時、LEDバルブにも使えるウインカーリレーに交換しましたね。
それから3年の時が過ぎ・・・・・
時が経つのが早過ぎます😿
部品購入
その間にデイトナ社やスフィアライト社、キジマ社などから、高性能(高輝度)・高品質で、私好みの丸っこいシーケンシャルウインカーが販売されるようになりました。
私的にはレンズ面積がもう少し大きいウインカーが無いものか?と思いますが、ここは時代の流れを受け入れよう思います。
気になるウインカーは有名メーカーの3品
これら興味はありましたが、交換したい〜と言う欲は有りましたが、好みのデザインやサイズで無かったこと、更に現ウインカー仕様に不満が無かったことから、交換を見送ってきました。
先月頃からメンテナンス作業は一段落して、暇潰しにネット検索していると、自分好みのデザインと、気持ち大きめなレンズ面積であるEvermotorのアップグレード版シーケンシャルウインカーを見つけてしまいました。
即、購入してしまいました。
ウインカーレンズのサイズ感からして、そのまま取付けるとビキニカウルに隠れてしまいますので、24mmのエクステンションステーも購入しました。
エクステンションステーの車体取付けボルト部の防水性は、しっかり確保したいので防水キャップも購入しました。
そもそも論になりますが、ウインカー(方向指示器)を純正品から社外品に交換する際には、好きなデザインのウインカーを取付ければ良いってものではありません。
ウインカーの保安基準は、灯火色や明るさ(光量)、レンズ(照明部)の面積、点滅周期、取り付け位置など様々な要件が定められてます。これら保安基準を理解した上で、きちんと取付けなければなりません。
保安基準は↓リンク先の国土交通省のページに記載
https://www.mlit.go.jp/jidosha/kijyun/saimokukokuji/saikoku_137_00.pdf
平成17年12月31日までに製造された自動車(ここではバイク)は、表2によるとされます。
これらを満たせば良いのですね。
ただ保安基準を満たしたからと言って、安全かどうかは別物ですけれど、少なくとも保安基準は満たさなければ、車検も通りませんからね。
照明部(レンズ)の面積
照明部の面積が、保安基準では7cm²以上必要とされます。
対して、このウインカーはどのくらい面積があるの?
パット見でも10〜12cm²はありました。
保安基準の照明部面積はクリア!
ただ新旧の大きさを比較すると?
あまりにも大きさが違い過ぎて、違和感を覚えました。やっぱり私的には、少しばかり小さ過ぎると感じられます〜
取付位置と視認性(角度)
方向指示器の中心を通り自動車の進行方向に直交する水平線を含む上方 15 °の平面及び下方 15 °の平面並びに方向指示器の中心を含む、自動車の進行方向に平行な鉛側面に備える方向指示器直面(方向指示器の中心から自動車の前方にある平面に限る。)より方向指示器の内側方向5°の平面及び方向指示器の外側方向 45 °の平面により囲まれる範囲及び方向指示器の中心を含む、自動車の進行方向に平行な鉛直面(方向指示器の中心から自動車の後方にある平面に限る。)より方向指示器の内側方向5°の平面及び方向指示器の外側方向 60 °の平面により囲まれる範囲、とされます。
ザックリ言えば、車体から横に少しオフセットさせ、外側60°〜内側5°の範囲にいる対向車からウインカーを見やすいように取付けなさい!とされます。
ザックリし過ぎましたかね💦
⇒私の場合、前方側の保安基準を満たすには、照明部がビキニカウルより全て見えるよう、数cmオフセットさせる事、また後方側はパニアトップケース用のステーより外側に照明部が全て見えるよう、数cmオフセットさせる必要がありました。
また
二輪自動車、側車付二輪自動車並びにカタピラ及びそりを有する軽自動車に備える方向指示器は、その照明部の中心において、前方に対して方向の指示を表示するためのものにあっては300mm(光源が8W以上のものにあっては250mm)以上、後方に対して方向の指示を表示するためのものにあっては 150mm 以上の間隔を有するものであり、かつ、前照灯又は尾灯が2個以上備えられている場合の位置は、前方に対して方向の指示を表示するためのものにあっては最外側の前照灯より外側に、後方に対して方向の指示を表示するためのものにあっては最外側の尾灯より外側にあること。
とされます。
ザックリと言うと、前方ウインカーは左右で250mm以上、後方ウインカーは左右で150mm以上離して取付けなさければならないとされます。
これは先の取付け方にて保安基準を満たしそうでした。
⇒車体(ヘッドライトステーやテールカウルなど)から、照明部(レンズ部)をどれくらいオフセットさせるかが、保安基準を満たすかどうか、とても重要ですね。
ポッシュのエクステンションステー24mmを使い約45mmにしました。
点滅周期と明るさ
平成17年12月31日までに製造されたバイクにかかる保安基準は、10w以上の明るさが必要で上限なしとされます。
方向指示器の灯火色は橙(オレンジ)色とされ、毎分60回以上120回以下の一定の周期で点滅するものであることと、されます。
⇒このevermotorのウインカーはEマークもあり、点灯間隔を実際に確認しましたが、保安基準を満たしていたから大丈夫!
点滅周期と明るさは、久しぶりに動画をアップしますかね。(動画編集って随分簡単で楽になりましたが、片手間で行う作業としては面倒くさいんですよ〜)
部品組立
ポッシュのエクステンションステー貫通穴を、ギボシ端子2つ通せなく、部品組立に意外と手間がかかりました〜
先に言ってしまい繰り返しになりますが、ウインカーとエクステンションステーを連結させる際、エクステンションステーの貫通穴にギボシ端子を通す必要がありますが、エクステンションステーの穴が小さすぎて通せません!
仕方なくギボシ端子を一旦切断しました。さらに、保護チューブ先端の熱収縮チューブも通せなかったので切断しました。
ここで配線を保護チューブから外してしまいましたので、一旦保護チューブを外した配線を通した後で保護チューブを差し入れ戻しました。
保護チューブを外した状態の写真しか撮ってあなかったためです。
保護チューブと配線は同時にエクステンションステーの貫通穴を通せます。
ウインカーボルト部を連結させる前、継ぎ目にシリコングリスを少し塗り、防水性と防錆性を高めておきました。
保護チューブの末端部には、防水性能を高めるため、ハーネステープにて端部処理しておきました。
最後にギボシ端子を取付けたら、ようやく車体への取付け準備作業が完了しました。
結論としては、このウインカーにポッシュのエクステンションステー24mmを取付けようとすると、ギボシ端子の切断と取付け作業は避けられません!
ギボシ端子と電工ペンチは必要なアイテムになります。
取付け
取付け作業を始める前に、まず今まで使用してきたウインカーを暫く眺めながら、これまでのバイクライフを振返り、ちょっぴり感傷に浸りました〜🥹
デザイン的にとてもマッチング※したウインカーの形状とサイズ感だよな〜(※あくまでも私的な感想です)
ウインカー取付け作業は、極めて簡単です。
まずはビキニカウル、ヘッドライトを外し(この半年で何回外したんだろうか〜)
ウインカーのギボシ端子を外したあと、ウインカーを外し、あとは取付けるだけです。
新しいウインカーを取付けたあと、配線を繋ぎ復旧すれば完成になりますが、イナズマ1200のフロント側にはポジション(デイライト)の配線があるため3本あります。
どの配線を繋いだら良いのか?配線図を見て考えながら繋ぎました。
ウインカー側の配線は、赤色がプラスで黄色がマイナス側になります。
と分かれば、ウインカーの黄色配線は、車体側の黒白色のマイナス配線につなぎ、ウインカーの赤色配線は、車体左側は黒色、車体右側は薄緑色へ配線に繋げば点灯します。
ここで点灯確認してみました。
初期不良や配線間違いなど、ヘッドライトやビキニカウルを取付けた後では手戻り作業になり、面倒くさいですからね。
点灯確認したところ、3秒で4~5回点灯しましたので、1分換算すると80~100回でした。
ちゃんと保安基準の範囲でした。
ウインカーの点灯確認した後、ビキニカウルを取付けて全体的を確認してみると?
ウインカーがあまり目立たなくなりスッキリ〜!
これは慣れかもしれませんね。
最後に
前方側の作業は終わりましたが、後方ウインカーの取付け作業は時間の都合により、次週持ち越ししました。
この記事は長くなりましたので、後方(リア)側の作業は別の記事にしました。