イナズマ1200整備日記

イナズマ1200のバイク整備と、整備と称するDIYレベルで出来るプチカスタムを行っていきます。そんな記録とキャンプツーリングに必要な小道具類などをDIYした記録、そして旅行の記録です。

キジマ耐ガソリンL型ホースを使い分解式フューエルフィルターの取付け(直キャブフローラインへ変更)

目次

はじめに

フューエルポンプを取外し、フューエルホースの取回し(ライン)を変更しました。その記録になります。

経緯

一年ほど前にフューエルホースを更新しましたが、この時はL型のホースが入手出来なかったため、フューエルポンプをそのまま残し、ホースの単純更新としました。

最近フューエルポンプの作動音が、少々大きく感じられ気になるようになりました。

そろそろ故障するのでは?と心配するようになってきたところになります。

 

フューエルコックからフューエルポンプを経由しなくとも、フューエルタンクとキャブレターとのヘッド差(位置エネルギー差)により、コックを開ければ勢い良く出てきます。

イナズマ1200のエンジンやキャブレター周りが、ほぼノーマル状態なら、重力式のコックなのでフューエルポンプは要らないのでは?と・・・・

公道では最大出力なんて使いませんので、重力式でフューエル供給量が保たれるから、不要なんですよね。

むしろ無くても良いモノを付けていることで、そのモノが故障したら、バイク全体が止まってしまうことになりかねなく、付けていることの方が

リスクが高いかな?と思うようになりました。

人間の歯に例えるなら、親知らず的なものでしょうか?

経年劣化による故障リスクはゼロではないため、余分なモノは極力無い方が良いんです。

そこでフューエルポンプを取外し、フューエルホースの取回し(ライン)を変更しました。

 

作業記録

現状はキャブレターの入口には下側のフューエルポンプから上に向かってホースが繋がっています。
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フューエルコックは、この写真では奥側に配置されますので、直接キャブレターに繋ぐには、直前で90度曲げないといけません。L型ホースがあると変更しやすいんです。

今回は長く欠品状態だったL型ホースを、ようやく入手出来ましたので、変更することにしました。

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フューエルホースのフローを変更するには、不要となるフューエルポンプを残したままにすることもアリでしたが、まずはポンプを外す作業から始めました。

フューエルポンプを外すため、まずバッテリーボックスから外しました。
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イグナイターのカプラーを外して
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フューエルポンプのカプラーを外し、フューエルポンプ取付けボルト2本を外すと、ホースに繋がったポンプを外せます。
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フューエルポンプからホースを抜くと、フューエルポンプを取外すことが出来ます。

フューエルポンプ用の残された電源カプラーには、虫などが入らないようビニールテープにてラッピングしておきました。

 

フューエルポンプを取外したら、ここから今回の目的である変更内容になります。キャブレターへダイレクトにホースを繋ぐことになります。

 

フューエルコックからフューエルポンプまでのホースを今回再使用し、直接キャブレターへ繋ぐ事にしました。
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外した耐熱ホースを見てみると?

一年もするとしっかりと曲がった形状になっていました。

フューエルフィルターは熱にヤラれて、少しの折れ曲がっていました😱

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取付け位置はキャブレターのフロートチャンバー付近でしたが、エンジン熱に少々負けてしまいましたね。

 

まずは接続してフューエルフィルターを、L型ホースとのジョイントとして間に入れ、繋ぎました。
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キャブレター側からホースを挿し込んで、
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フューエルコック側にて長さ調整しカットしました。
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それが3cm程短くカットし、L型ホースの角から35cmにてしまったんです😱

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そこでフューエルフィルターを金属とガラス製のuxcellから販売される分割可能なフィルターへ変更することにしました。

ホースクリップは抜けにくいワイドなタイプに変更することにしました。

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フィルターが今までより数cm長くなりましたので、先日少し短くカットした事も帳消しとなるはずでした。

が、フィルターのクオリティーが低く、さらに両端パイプの内径があまりにも小さ過ぎたことから、取付けは直ぐに諦めました。

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内径3mm?

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少排気量のバイクなら兎も角、リッター以上のバイクにこれは無いでしょ!

分解してみると?
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切削クズが多く混入してました?

コレは無いでしょ

 

このフューエルフィルターは重要パーツなので、キジマのブラスト製フューエルフィルターにすることにしました。

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並べて見ると流路部の面積が全然違いますね。

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キジマのフィルターの流路内径は5mmありました。
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部品を分解して見てみました。
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高品質ですね。

使用上の注意を見てみると、補修部品の設定はないとの事です。

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補修部品は出ませんので、Oリングが劣化したら取替えとなります。

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もう一つのフィルターのガラスカバーを流用して組立てました。

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組立てたフィルターの前後に耐ガソリンホースを挿し込み、L型ホースの角からホース長さを38cmとしました。
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あとはフューエルホースをエンジンとオルタネーターの間を通し、ホース両端をキャブレターとフューエルコックに繋ぎました。
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取付けてみると当然ながらフューエルフィルターがブラブラしましたので、オルタネーター取付けボルトのクランプを曲げ、フィルターの出口側を軽く固定させました。

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写真は作業の途中ですが、この後クランプを外しては曲げ、外しては曲げてを繰り返し、丁度良い角度に調整して固定させました。

 

最後に

L型ホースを取付けてフューエルポンプを経由しないで、キャブレターへ直接繋ぐよう取付けました。以前に取付けたプラスチックフィルターが熱で曲がっていましたので、分解式フューエルフィルターに交換しました。分解式なのでそこそこ重力があるかと、さらにブラブラしましたのでクランプを使い仮固定させました。

が、もう少しシッカリ固定させる方法を考えて、クランプ方法を改良しようと思います。