目次
はじめに
以前より知られていた部品互換性の内容だと思いますが、改めてイナズマとGS1200SSのリアブレーキキャリパーの互換性について確認してみました。
互換性確認
イナズマ1200とGS1200SSは、同じような車体の部品構成になりますが、所々部品が異なります。
リアブレーキのキャリパーについて言うと、イナズマ1200はトキコ製で、GS1200SSはニッシン製と異なります。この2車のキャリパーブラケットやトルクリンクロッドとホイール周りが同じであれば、キャリパーはメーカーと形状が異なっていても、取合いはほぼ同じなのでは?と、想像出来ます。しかし自分で確かめてみないことには、確信には変わりません。
たまたま勢いで手に入れてしまったGS1200SS用ニッシンのキャリパーを、転用し取付けることが出来るのか?互換性について確認したのみとなります。
過去の振り返りになりますが、一年前にトキコのキャリパーピストンをコーティングされたアルミピストンへ変更し、ブレーキタッチがとても向上しました。
この時改造したトキコのキャリパーに今は全く不満がないことから、今回は交換するものではありません。
購入したのはこちらのリアブレーキキャリパーとリアキャリパーブラケット、そして次の写真のトルクリンクロッドになります。
念のためトルクリンクロッドから確認してみると?
写真では上側がイナズマ1200純正品、下側がGS1200SS純正品になります。
部品番号64320-03F00-019 が同じなので、当然の結果ではありますが、全く同じ長さと曲がり具合、そして同じボルト穴でした。
因みにリアキャリパーブラケットは、部品番号が69721-46E00 と同じです。取り外し並べて確認しなくても大丈夫ですね。このキャリパーブラケットは、バンディット1200も同じ部品番号ですね。
キャリパー取付けが可能かどうかが焦点なので、話を戻します。
実際にニッシンのキャリパーが、車体にボルトオン状態にて取付が可能か?について確認することにしました。
とその前に興味があって、まずは分解してみることにしました。
分解したのは内部の状態を確認したからではなくて、どちらかと言うとキチンとブレーキフルードを取り除くためになります。
ブレーキフルードが残っていると、液こぼれして他の部品に付着した時に悲惨な目に遭いますからね。
内部は錆などなく、とても良い状態でした。
今後の改造も視野に入れてピストン径を計測しておきました。
ピストン径は、φ38mmですね。
ピストン高さは、22.4mmでした。
この寸法だと、トキコのキャリパーに取付けたアルミピストンを、このキャリパーにも転用出来そうです☺☺
キャリパーを組立て車体に取付け確認してみました。
キャリパーブラケットは同じ部品番号なので、取り替えない(タイヤなど分解しない)でキャリパーを取り替えてみると?
キャリパーサポートと寸法的にマッチしていて、加工なしで取付可能でした。
ブレーキロータの中心にスマホカメラの中心を合わせて見てみると、ローターがキャリパーのちょうどド真ん中にくるようにセットされました。
ローターとのオフセットとクリアランスは問題なさそうですね。
まあ結果は当然なのかも知れませんが、ブレーキ周りの部品は実際に取り付けてみて、自分で確認しないと気が済まない性分なんです。
命に関わる重要部品ですからね。
今後の展開
このニッシンのキャリパーは、予備品として保有しておくことに決定しました。
今後、このキャリパーを塗装し、チタンボルトに交換し、オイルシールを新品交換し、カシマコートされたアルミピストンへ交換するかも?しれません☺☺☺
が、現在のトキコキャリパーのストックしたブレーキパッドが無くなった後にします。
そうなると何年先になるかな〜💦💦
エンジンが先に逝くかもしれませんね〜
体の方が先かもしれませんね