イナズマ1200整備日記

イナズマ1200のバイク整備と、整備と称するDIYレベルで出来るプチカスタムを行っていきます。そんな記録とキャンプツーリングに必要な小道具類などをDIYした記録、そして旅行の記録です。

フロントフォーク インナーチューブ交換 その2 (ヤフーショッピング販売 (ヤフオク) 格安激安リプロ品の交換作業)

目次

はじめに

ヤフーショッピングから購入したインナーチューブの格安リプロ品でしたが、品質と寸法を確認したところ、問題なさそうでしたので、さっそく組み込みました。

minow.hatenablog.com

 

安価な金色の新品インナーチューブは、果たして使い物になるのでしょうか?確かめてみます。

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今回インナーチューブ交換と一緒に、オイルシール、ダストシール、スライドメタルなどを新品交換しました。
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今回の交換含め、一年間にフロントフォーク周りを何回分解してるんだい?って思いますね(笑)

 

つべこべ言わず、交換作業を開始せい!

ハイ!

では、交換作業にとりかかります。

 

交換作業

まずはアクスルシャフトや、ブレーキキャリパー周りの固くしまったボルトナットを緩めておきます。

 

バイクのフロント側を持ち上げます。

センタースタンドをたて、リヤを下げることで、フロントが簡単に持ち上がります。

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念のため、フレーム下にジャッキを受けておきます。

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転ばぬ先の杖です!

でも整備にて転びそうになったことは有りませんけどね。

 

ブレーキキャリパーと、スピードメーターケーブル、スタビライザーなどを外します。

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アクスルシャフトを抜き、タイヤを外します。

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フロントフェンダーを外し、フロントフォークを外します。

その時、フォークキャップを少し緩めておきます。

 

ここまでのフォークを外す作業は、回数こなしておりますので、とても早く行えます ニヤリ

こんなところを自慢するところではありませんでしたね。

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フォークキャップを緩めて外し、オイルを抜いておきます。

オイルを抜いたら、フォークボトム側のボルトを外します。
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すると、ダンパーがゴッソリ抜けます。
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ダストシールを外します。
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つぎに、オイルシールを抑えているクリップを外します。
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この状態になったら、オイルシールはフリーになっています。

但し、フリーと言っても素手では簡単に外せません。オイルシールがアウターチューブにギチギチに押し込んでありますから、そう簡単には外せません。

そこで、インナーチューブを上に勢いをつけ、力を込めて引き抜きます。f:id:Minow:20210130172401j:image

これでインナーチューブと、オイルシールが抜けます。

 

この後の作業は、手がフォークオイルまみれとなりました。カメラとして使用するスマホを触りたくありませんので、写真はありません。

 

スライドメタル、オイルシールを交換し、オイルシールを塩ビパイプを使って打ち込み、組み立てました。

 

フォークオイルは、ノーマルと同じ#10、油面109mm(スラストベアリングを追加したので、107→109mmに変更)にてセットしました。

 

特殊工具としてオイルシールを押し込む専用工具は必要なくて、塩ビパイプの薄肉管 VU 40で代用できます。これで十分です。

塩ビパイプVU40 1m

塩ビパイプVU40 1m

  • メディア: その他
 

パイプの内径が44mmなので、43mmのインナーチューブ がスッポリ入ります。

オイルシールを入れる時、大変便利な工具の代用品になります。

 

あと、油面調整のための工具も不要でして、100円ショップで販売されるシリンジ(注射器)と、ストローかチューブなどで長さを調整し代用できます。

 

 

そんな小道具など駆使しながら、作業は速やかに完了し、写真ではいきなり完成で~す。

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完成し見てみると、いい感じのフロントフォークになりましたね。

寸法も強度も問題なさそうですね。

ただし、強度については街乗り程度になります。ハードな使い方は試しておりませんので、分かりません。

 

最後に

今回は、ヤフーショッピングにて販売されていた格安リプロ品を使いましたが、問題なしと言う結果でした。

少しの錆びと、少しの鉄クズ(バリ)のような細かな事は、気にしてはいけません。

1万5千円台でインナーチューブを交換出来ましたし、オイルシール類など含めると2万円台で、フロントフォークのオーバーホールすることが出来ました。

 

フロントフォークを長く改造や調整をいろいろしてきましたが、これでフロントフォークの改造は良しとしておきましょうかね。

 

こんな改造やオーバーホール、フォークオイル交換を、どんだけやってたんや?って、過去の記事をみただけでもたくさんあります。記事にしていない過去の作業はもっと数多くあります。

 

これで、フロントフォーク改造とオーバーホール作業は、暫くは無いはずですが、でも、何だか暫く無いと考えると、淋しい気分になりますね(笑)

 

 

このバイクは基本的にシルバーで統一したいのですが、部品交換するたび、いろんな色が入ってきました。

カスタムとして嫌いな、デコレーションの方向になってしまいました(^_^;)

 

残念ながら、イナズマ1200のフロントフォークインナーチューブの格安品の販売がされておりません。ですが、ダンパーの改造によって更に高性能にもなりますので、こんなメンテナンスもありですかね。

 

それでは。

 

 

【追記】

2年半後にフォークオイル交換したタイミングでインナーチューブのメッキ剥がれ具合を点検しました。

minow.hatenablog.com

走行中にブレーキを掛けて沈み込んだあたりの金色メッキの色が、少し薄くなっていました。走行距離1万キロ程度ですが、走行は問題ないのは勿論のことで、見た目もそれほど気になるレベルではありません。これは使えると思います。