イナズマ1200整備日記

イナズマ1200のバイク整備と、整備と称するDIYレベルで出来るプチカスタムを行っていきます。そんな記録とキャンプツーリングに必要な小道具類などをDIYした記録、そして旅行の記録です。

ドライブシャフトオイルシール交換(GSX油冷エンジン)

目次

はじめに

ドライブシャフトオイルシールリテーナにて繋がっているため、先にクラッチプッシュロッドのオイルシールを交換しました。

minow.hatenablog.com

 

今回はドライブシャフトのオイルシール交換となります。

 

部品調達

ドライブシャフトのオイルシール34×62×6

部品番号:09283-34005f:id:Minow:20220423161413j:image

 

わざわざ交換しなくても良かったのですが、百円台のロックワッシャも交換しました。

部品番号:09167-25019

 

 

交換作業

クラッチプッシュロッドの交換記録からの続きになります。

ドライブスプロケットを外し、ドライブシャフトオイルシールのリテーナを外し
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ドライブシャフトのオイルシールを抜き出すところになります

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オイルシールを抜き出す作業のため、ピックアップツールを買い足しました。
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が、オイルシールがかなり硬く固着していて、ヤワなピックアップツールでは役に立たず

マイナスドライバーとバールを使い押し広げ、こじ開けました。
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新しいオイルシールにグリスを塗り
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少し嵌め込んだら
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木片をあてがい軽く叩きながら、オイルシールを所定の位置までセットしました。

オイルシールのリテーナを取り付け、リテーナ取付ボルトの回転止めの爪を起こしました。
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ここで、オマケの作業を実施しておきました。

ギヤシフトのニュートラルを感知するセンサー取付部にあるゴム部品Oリングを交換しました。


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ネジを2本緩め
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センサー部を外しました。


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ここに使われるOリングを交換しました。
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比べて見ても、ゴムの硬さに関してもそれほど損傷はなさそうでした。
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気になったので、安いパーツなので他の部品と併せて購入し、今回交換しておきました。

このOリングを交換するまでは、エンジンオイルを抜かずに作業してきました。が、これより下にあるシフトチェンジペダルのシャフトオイルシールの交換は、エンジンオイルの液面より下となることから、ここでエンジンオイルを抜きました。

 

さて本題のオイルシール交換には復旧作業が多く残されています。

ドライブギヤの固定ナットの回転防止のためのロックワッシャープレートは、新品に交換しました。
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反対側を折り曲げればまだ使えましたが、ここの部品もそれほど高額なモノではありませんので、他の部品と併せて購入し、今回交換しておきました。

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ここで、ナットを締め込む前にチェーンを張り
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ナットをサービスマニュアルの115N·mなて締め込んでおきました。

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最後にロックワッシャープレートを折り曲げ、ナットの回転止めをしておきました。

 

中締め

このドライブシャフトのオイルシール交換はこれで完了となります。

続いてシフトチェンジペダルのシャフトオイルシールの交換作業に移ります。

年数経過したバイクは、手間の掛かる乗り物です。