イナズマ1200整備日記

イナズマ1200のバイク整備と、整備と称するDIYレベルで出来るプチカスタムを行っていきます。そんな記録とキャンプツーリングに必要な小道具類などをDIYした記録、そして旅行の記録です。

スロットルホルダー・ワイヤー交換 (ちょっとだけハイスロ化)部品購入編

 

はじめに

購入してから20年間で、スロットルワイヤーを1回だけ更新したつもりでいました。

確か、10年以上前にワイヤーを交換した記憶はあるんだけどなぁ~

 

が、過去の整備記録や部品購入履歴を調べてみましたが、記録にはありませんでした(^_^;)

 

良~く調べてみたところ、なんと!

チョークワイヤーだけ交換していました(^_^;)

 

 

でも、それは逆にいうと、保管状態とメンテナンス次第では、20年間で4万キロ以上の走行でも、キチンと維持できるってことです。

(忘れてたこと言い訳すんな! 見苦しい!)

 

そんな話ではなくて、当然タイトルの通りに今まで放置してきたスロットルワイヤーの交換を行います。

 

そんなスロットルワイヤーを、純正品と交換するだけの単純更新では、何も面白みがありません。

ですから、ちょっとだけ?ハイスロ化させます。 

 

そもそも、スロットルホルダー交換=ハイスロ化、が定番となっていますが、本来の目的は、あくまでもスロットル開度を調整するためのものであります。

ハイスロ化はトルクのない小排気量車がこぞって行うカスタムの一端に過ぎません。

パワーが有り余る大排気量車にとっては、ロースロ化だって立派な調整です。

 

ハイスロもロースロも、本当は興味ありませんが、将来的なワイヤー交換の安定的部品供給が望めるメーカーに変更するためにも、ここでスロットルホルダーを入れようと思います。

 

主目的はスロットルワイヤーの更新であって、純正品質よりグレードアップしたワイヤーを取り入れることが出来れば、良しとします。

 

部品購入

グレードアップしたワイヤーへ更新するだけなら、特注ワイヤーを購入するという方法もあります。 

が、それはしません。

スロットルホルダーを入れた方が映えるからです(笑)

完全にデコレーション化してきましたね。

自分としては悪い方向性です(^_^;)

 

そのスロットルホルダーを入れるには、ハンドルスイッチの薄型化も必要となります。

さらに、スロットルホルダーに対応したワイヤーの交換が必要となります。

(コレが本当の目的です。)

 

 

これらパーツについては、残念ながらイナズマ1200においては、車種専用設定されたパーツの販売はされていません。

他車のパーツや、汎用品などから組み上げるしかありません。

 

 

現状把握

純正品はハンドルスイッチとスロットルホルダーが一体化していて、とてもコンパクトに纏められています。

ここに物理的に入るか、現状のスイッチ配置とスロットルのハンドル長さを確認します。

 

現状は、約170mmになります。
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ブレーキのマスターシリンダーを、あと5mm程度ずらせそうなこと、ハンドルバーエンドに少しかかる程度としても、180mmまでに収める必要があります。

 

薄型ハンドルスイッチと、スロットルホルダーを組み上げた全体長さが、現状の寸法以内に収まるか?寸法の確認が必要です。

 

 

加えて、スロットル開度と巻取径の寸法を把握する必要があります。

カスタムパーツを購入する前に、必要な作業になります。

 

大雑把な計測ですが、ワイヤー巻取径は約33mmでした。

アクセル開度は、全閉から全開まで70度位になります。ここも大雑把な数値で測っていません。見た目だけの寸法です(^_^;)

どんなに正確に寸法を測っても、最後は感覚によるところになりますからね。とても意味のある寸法ではありません。

 

 

この開度設定に現在不満は有りませんので、巻取径は同じでも良かったのですが、気持ち大きめとします。

 

 

薄型ハンドルスイッチ

薄型ハンドルスイッチは選択肢が少なく、アクティブのスイッチキットTYPE-2を購入しました。

TYPE-2の幅は、メーカー記載されるカタログ寸法は、34mmですが、実寸は32mmでした。


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もちろん、イナズマ1200用の設定はありません。

人気車種には対応品がありますので、CB1300SF用のカスタムパーツを流用することにします。

 

スイッチなんてものは、押すと繋がるA接点か、押すと離れるB接点のどちらかになります。そこに配線されているだけですから、スイッチの本体を流用し、配線(ハーネス)は現在取付けられている純正配線と入れかえるか?もしくは、カプラー部だけの配線入れ替えだけで何とかなります。

 ここの配線は、取付編にて詳細に記載します。

 

 

スロットルホルダー

ハイスロのホルダーって、ネット販売される格安品は、巻き取り径が概ね50mmくらいあり、超ハイスロ化となります。これは、どんなに安くてもパス、超乗りにくくなるだけで、私には有り得ません。

排気量が1200ccもあるトルクフルなエンジンには、マッチしないからです。

 

巻取径が、純正の33ミリに近い設定があるメーカーを探しますと、やっぱりアクティブ社のスロットルホルダーに辿りつきました。

ここは、王道とも言えるパーツメーカーを選択しました。

それは、今後の補修パーツの供給について、安定的であることも決め手にもなりました。

 

そんなアクティブから販売されるスロットルホルダーは、Type-1/Type-2/Type-3、EVOタイプから選べます。

そのうち価格面からType-3を選びました。

長さは、カタログ寸法通りの約140mmです。
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ハンドルスイッチと合わせて、全体で170mmちょっとの長さになります。

 

 

スロットルホルダーのコーンサイズなんですが、巻取径の選定が一番重要になります。

 

当初は、φ36か40を選択するつもりでいました。

が、なぜか勢い余ってφ42を購入してしまった?

 

デカ過ぎませんかね? このサイズでは!

 

取り敢えず予想されるおおよその開度計算をしてみます。

スロットル開度がおおよそ分かっていれば、単純に巻取径の比率計算になりますからね。

 

スロットル開度約70度 × 現在の巻取径φ33 ÷ 購入した巻取径φ42 = 約55度

 

開度55度か~。

ちょっとやり過ぎた感がありませんかね~。

 

でもアクティブの良いところは、ダメならスロットルコーンだけ、2000円程度で買い直すことが出来ますからね。そこは安心ですね。

 

当初の計画通り、ノーマルに近い巻取径とし、プチカスタムの要素を加味してもφ36~40あたりを選択すれば良かったのではないかと、後悔の念が、プンプンします。

 

 

ワイヤー

スロットルホルダーに合わせて、同一メーカーとなるアクティブの製品を購入しました。

 

長さですが、純正長さはハリケーン社のホームページからは、870mmになります。

現状のノーマル長さでは、問題なく取り回せています。

キャブ直近での取り回しの関係で、900mmでは少し不安がありますが、必要十分な長さとだと思います。

 

セット販売品

 スロットルホルダーとスロットルコーン、ワイヤーなど、必要なパーツがセットになったものが、最もお手頃価格となります。

こちらを購入しました。

到着したら、早速箱から出して確認します。
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モノを出したら、仮組みしてみたくなるのは、ビョーキですかね?
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まだまだ好奇心が有るってことで、良い方に捉えておきます。

 

 

部品購入編は、ここまで。

取付け作業に入りましたら、取付編にて続編とします。

 

しかし取付作業には、ガソリンタンク外して、バッテリー外して、エアークリーナーボックスずらして、キャブ外して、・・・・ 😞💨

少し考えただけでも、ワイヤー交換するためには、最低でもコレだけの作業が必要となります。

更に、折角なのでキャブ内部のクリーニングも行うつもりで、丸1日近くの作業となりそうです。

また、あれこれと問題が出てくるのでしょうね。

それではまた。