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現状
純正ヘルメットホルダーはシート下にフック状のモノが2箇所あります。
シートを開けなくてはいけない構造になります。
そのため、代用品として細いワイヤーロープタイプのロックを使って来ました。
でも、このようなタイプは、ハンドル周りなどに取り付けておくと走行中にブラブラするため、バックなどに入れ運ぶことになり、荷物と同じ扱いとなってきました。
そしてバイクを駐車し、いざヘルメットホルダーを使おうとすると、毎回バックから探して出す手間がありました。走り出す時はバックへ入れる手間もです。
煩わしい。
ワイヤータイプのヘルメットロックが不具合や劣化したわけではありませんが、今回はより使い勝手の良いモノに更新することにしました。
購入品の検討
純正のヘルメットホルダーにも言えることですが、リヤの下部周りにヘルメットを掛けたいとは思いません。
それは、雨の日やウェット路面を走った後のドロドロになったサイレンサー、リヤサスペンション、タンデムステップまわりに掛けたくありません。
そのため、ハンドル周り(ミラー)に掛けてきました。
ミラーに掛けるなら、このブレーキマスターシリンダーのホルダーと交換するだけで済むこんなタイプもあります。
値段は2000~3000円台です。
後方と下部への飛び出し量が多くなりますので、ハンドルスイッチの配線や、ハンドルフルロック時ガソリンタンクとの干渉が気になるタイプです。
よくクリアランスを確認しなければなりません。
タンクとの干渉も重要になりますが、この一番の問題点は、ミラーホルダー(アダプタ)が無くなってしまいまうことです。
既にポッシュフェイス社ミラーアダプタに交換してありますので、残したいところになります。
メットホルダーのためにミラーホルダーを無くし、そのことで単体ミラーホルダーを新設するのでは、スマートではないと・・・。
それならば、小型なヘルメットホルダー単体を取り付ければ良い?
ハンドル周りは、すでにごちゃごちゃしているので、あまりクランプタイプにて増設したくない。
ワガママだな~とは思いますが、どうしてもスッキリし纏まった形のヘルメットホルダーを、ハンドル周りに取り付けたいと思います。
ふと、そんな悩みを解消してくれそうな、こんなタイプを目にしました。
これはイケるかも?
ミラーホルダーとヘルメットホルダーが一体となった商品です。
しかし、先の通りすでにポッシュフェイス社のミラーホルダーを装着していますので、なんとか残したい。
素直にキタコ社の製品を取付たらお終いの話なのですが、ここで終わりません。
このような商品を選択しました。
Amazonから1000円チョイで購入しました。
取り付け
取り付けるには、少しの加工と部品が必要になります。
そもそも、何処にどのように取り付けるか?
それはこの写真から分かると思います。
この商品のネジとネジの間の寸法が、ここの寸法とほぼ同じ。
取り付けしやすいように、便利なM6のネジ溝があります。しかし、取り付け方法によっては邪魔になります。
私には邪魔だったので、6mmドリルでネジ山を削っておきました。
ミラーホルダーとの取り合い箇所は、長さの異なるスペーサー(カラー)を、それぞれ1個プラスし、取付けることにしました。
欲しいサイズ(太さ、長さ、強度)のスペーサーは、市販品には無さそうでしたので、外径9.5mmのステンレスパイプから切り出しました。
外径9.5mmのオールステンレスパイプになります。見た目では分かりませんが、オールステンレスのMGと、鉄を間に挟んだクラッドタイプのMSとあります。当然値段は両方500円くらいなので、錆びにくいオールステンレスのMGタイプを選んでおります。
9.5mmのステンレスパイプは、写真のようにM6のキャップボルトの頭とほぼ同じ外径になります。
この太さなら100円ショップなどで販売されるパイプカッターで切れますし、ヤスリでも削れますからね。
パイプ長さ7~8mmにすると、ちょうどミラーホルダーと面一になります。
スペーサーとヘルメットホルダーを加えた厚みが14~15mmになりましたので、その分を加えた首下35mmのボルトに交換し、これをミラーアダプタの側面に取り付けたら完成~!
今回はスペーサー長さ8mmとしましたので1mm隙間が出来ました。7mmなら完全な面一に出来ましたね。
まあ、収まり良く出来たのでヨシとしておきます。
カギの開閉するクリアランスは、ギリギリでしたが問題なし。
このあと、実際にヘルメットをロックしてみましたが、・・・・(^_^;)
ヘルメットのDカン部が届かない・・・。
上下反対にしておきました。
安価にスッキリと取付ることが出来ました。
これでまた一つ快適な装備となりました。