目次
はじめに
バイクは乗っても乗らなくても、パーツの消耗や、錆びによる劣化が進行していきます。
先日にハンドル周りのメンテナンスを兼ねたカスタムを行ったことで、レバーの操作性がアップしました。
今回は足で操作するペダル廻りのメンテナンスと、ずっ~と怠ってきた基本的な点検を行います。
経緯
乗った分だけ消耗する代表的な部品と言えば、タイヤやブレーキパッド、オイル類を先ずは挙げられます。
そのようはパーツや油脂類は、最近行った点検とメンテナンスによって、全く異常ありません。
今回は、外してみないと分からないスパークプラグの点検と、グリスアップする為に折角外すならばと、ストックしていたシフトペダルとブレーキペダルに交換することにします。
錆が目立つようになり、外観上悪くなってきました。ストックしていた程度良好な中古部品の方が見栄えがよいため、交換することにします。
派手に転けた時の交換部品としてストックしていましたが、そろそろ使わなければ、使わないままバイクの寿命が来そうだからです(笑)
その前に、私がリタイアしてしまいそうですけどね(^_^;)
スパークプラグの交換
スパークプラグの標準は、NGK JR8B になります。
この高性能プラグと言えば、イリジウムプラグになり、イナズマ1200のノーマル状態なら型番はDR8EIXになります。
相当イジったエンジンや吸排気でないなら、このノーマルの型番で対応します。
送料の節約もあって、15年程前に12本まとめ買いしてありました。1回で4本消費しますので、3回分の交換パーツになります。過去2回交換しましたので、その残りの4本を今回使います。
プラグは腐ったり劣化が激しいものでは有りませんので、問題ないでしょう。プラグには消費期限が、ありませんからね(笑)
前回交換してから2万キロ程度経過していますし、時間的には10年経過しています。
普段は見えないパーツなので、状態が気になるところです。
それにしても10年とは、どれだけ放置していたかが伺い知れますね(^_^;)
時が経つのは早い!
通常、スパークプラグ交換作業と言えば、ガソリンタンクを外して行います。
が、私は面倒なので、タンクを外さないで行います。
ガソリンタンクを外して、プラグホールに溜まった砂などがエンジン内部に落ちて入らないよう、最初にエアーブローしてから行うことが正しい手順になります。
それを承知した上での手抜き作業になります。
スパークプラグの交換作業ですが、18ミリのマグネット付きソケットレンチを使うと便利です。
それを、こんな形にジョイントし、エンジンヘッドとガソリンタンクの隙間から工具を入れて外します。
新しいプラグは、マグネットにくっ付けた状態で入れます。奥まで入れたら、まずは手で軽く回し、キチンとネジ込みます。
最後にトルクを掛けて、1/2回転回せば完了です。
外したプラグの状態ですが、まずまずの正常範囲でした。
エンジンもキャブもノーマルですし、マフラーもスリップオンタイプですからね。吸排気系統は、ほぼ手を加えていません。
ほぼノーマルですと、こんな焼け具合になっていると思います。
エアクリーナーを変更してから、プラグの焼け具合も気になりましたからね。
シフトペダルの交換
単なるノーマルシフトペダルから、ストックしていたノーマルシフトペダルへの交換になります。
GS1200SSノーマルステップや、シフトペダル等の流用などではありませんので、面白みに欠けますね。
しかしこれは整備日記ですから、ノーマル→ノーマルへの交換もアリと言うことでお願いします。
シフトペダル回りはそれぼど錆が出ていませんでしたので、軸部にグリスアップするつもりでしたが、綺麗なストック品があるため、無駄に交換してみました。
交換前
シフトペダルを外したら、根本の軸も交換します。
ここは、17ミリディープソケットで外します。
思いの外、磨耗していませんでした。
交換したら、グリスたっぷり塗り付けます。
シフトペダルを差し込んだら、スナップリングにて留めます。
ここは分解時も組立時も、握ると開くタイプの軸用スナップリングプライヤーが必要です。
あとは組み立てて、シフトペダルの高さ調整したら完了です。
もちろん、シフトのジョイント部は、前日にデントヘルスを使った超音波クリーニングし、リンク部にたっぷりグリスアップしてあります。
見た目キレイになりましたし、グリスアップの効果もあって、操作が気持ち軽くなりました。
ストック品があると、事前にクリーニング作業やグリスアップ作業を行えるため、作業効率が上がります。
ここもメリットの一つですね。
ブレーキペダルの交換
キレイに乗ってきたつもりでしたが、良く見ると錆びがチラホラ見られます。
特にブレーキペダルのメッキ部の錆びは、目立ちます。
そして、ヒールプレートの錆びも見栄えが悪い⤵️
ブレーキペダルの根本の軸部も交換し、たっぷりとグリスアップしておきました。
ここの軸部の取り外し時には、バネが2本取り付けられていますため、外しにくい上に取り付けにくいパーツになります。
見た目はほぼ変化有りませんが、メッキパーツがキレイになりました。
最後に
今回は、スパークプラグの交換によって、特別効果は感じられませんでした。
それは、特に問題なかった箇所を、点検のために外したから、たまたまストック品と交換しただけですからね。
ただ、気分的には安心感はあります。
ステップやペダルのリンク部にグリスアップする延長で、ストック品と交換しました。
ここは、ちゃんとグリスアップによる効果として、滑らかな作動を感じられました。
滅多にグリスアップしない箇所ですが、怠らないようにしましょう。