イナズマ1200整備日記

イナズマ1200のバイク整備と、整備と称するDIYレベルで出来るプチカスタムを行っていきます。そんな記録とキャンプツーリングに必要な小道具類などをDIYした記録、そして旅行の記録です。

リヤサス交換 (XJR1300オーリンズ流用)

目次

 

目的 

 イナズマ1200のフロントフォークも、リヤサスもサスペンションがとても安価なものが、純正仕様となっています。

そんなサスペンションの性能アップを目的に、タイトルの通りのリヤサス交換を実施しています。

 

XJR1300リヤサス流用について 

XJR1300とイナズマ1200のリヤサスは、正規オーリンズの型番が同じであることから、取付け長さや、取付け穴の大きさ、バネレートなどが同じラインナップとなります。f:id:Minow:20210616091656j:imagef:id:Minow:20210616091738j:imagef:id:Minow:20210616091708j:imagef:id:Minow:20210616091800j:image

イナズマ1200が販売終了となったころに、ヤマハからラインナップされたXJR1300ですが、そのリヤサスには純正品にオーリンズを装着する仕様でした。

ヤマハオーリンズと言えば、その当時の純正品としては珍しく、減衰力を伸側も圧縮側も調整する機能があり、更にプリロード調整を工具なしで油圧により簡単に変更できる豪華な仕様でした。

それでも正規オーリンズと比べると廉価版のようなものでしたが、イナズマの仕様よりは高性能なものでした。

そんな高性能なサスペンションですが、正規オーリンズの更なる高性能品に交換されるXJR1300のライダーが多くいて、そんな方から新車取り外し品の未使用中古品を購入しました。

単純に取り付け長さや穴の大きさ、バネレートなどが近い仕様だから、調整次第で転用出来るだろうと。

そんな訳でヤマハ純正オーリンズを、長く組み込んでいます。

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取り付けについては、スイングアーム側の取り付け箇所に、XJR1300純正品カラーを使用しています。それでも隙間が少し出来るのため、大きめの丸ワッシャーの穴を大きくし、挟みこんで調整しています。

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上部の車体フレーム側もワッシャーで、芯だし調整必要です。

単純なポン付けは出来ません。

プリロード調整については、そもそもXJR1300の方が車重が重たいため、バネレートが高めになりますため、プリロードを抜く方向にしています。f:id:Minow:20210616091841j:imagef:id:Minow:20210616091859j:image

プリロードを抜くと言っても、そこは油圧アジャスターでは調整できない範囲となります。

面倒ですがスプリング(バネ)を一旦外し抜き、クリップを最上段にしています。f:id:Minow:20210616092154j:image
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減衰力はフロントフォークの改造に合わせて、その都度調整し、ベストな設定を探しながら、フロント側の調整を重ねています。

 

そんなリヤサスですが、過去にオーバーホールを行っており、ババナショックスへ出しました。

送料などを含み、2本で4万円近くになります。

 

中古にて購入しようとされます方は注意が必要です。劣化の程度が重要になります。

さらに後に加わるオーバーホールの値段などを加味して考えておかないと、最終的に新品同等の値段になりかねません。

 

新品で購入したとしても、長く乗ると、何れはメンテナンスが必要となりますので、長期間乗るためには、何を優先させるか悩ましい選択になります。

 

けど、改造って楽しい時間です。 

改造って、購入から取り付け、初期調整、その後の微調整まで楽しめますからね。

 

伸側減衰調整機能がついたタイプなら、YSS社のZ362 が7万円程度で購入出来ます。 

ヤフオクなどの個人売買で、中古を購入してオーバーホールするくらいなら、このタイプを購入した方が良いかな?と考えています。

シャフト太さが12mmタイプより、1200ccには16mmタイプのZ366の方がマッチしているのでしょうが、値段が更に高額となります。

シャフト径16mmの366タイプで、見た目もカッコイイ タンク付きだと10万円超えとなりますね。

 

中国製品の品質がアップしてきており、このオーリンズの完全VOPO製リヤサスペンション 330mmタイプは、2万円で購入出来ます。 

 次は、更新するかオーバーホールするか、本気で悩みます。

 

【2021年追記】

オーバーホールのタイミングで、VOPO製サスペンションに更新しました。

更新後の記事は別に記載してあります。

minow.hatenablog.com