目次
はじめに
イナズマ1200の残念なところは幾つもありますが、その一つに最高出力側の不足にあります。
おいおい!
最高出力なんて、公道では使わない~って、そんなこと分かっていますよ!
でも、高速道路の合流部付近等にて加速した時に生じる、エアー不足気味による失速は何とかならないものですかね。
エアー不足で勝手にリミッターカットしてくれるのは、それほど有難たくありません!
このイナズマ1200はキャブレター口径も小さいですし、エアー量も制限して最高出力側は抑えているのですね。
イナズマ400より排気量が3倍もあるのに、エアークリーナーが共通部品では、そりゃ無理がありますよ。
そこでエアークリーナーは、一つ上の排気量車であるGSX1400のものを転用してきました。
(イナズマ1200純正 → GSX1400純正)
そんなGSX1400のエアークリーナーですが、劣化してきましたので、交換することに。
また純正品を取り付けたのでは面白くないので、社外品を購入し取り付けることにしました。
(GSX1400純正 → GSX1400社外)
【追記】
吸気と排気を変更した際には、キャブレター調整が微調整レベル(ジェットの番手変更)必要になります。微調整された状態での今回のエアクリーナー変更になります。
キャブ内部の変更を記事にするのは、分解作業に手間がかかるため、今後時間があるときにでも紹介することにします。
地味でとても手間がかかる作業の割に見映えしないし、人それぞれのセッティングとなるので、あまり参考にならないことから、記事にするのは後回しとしています。
購入品とその取付け
購入したのは、コレ。
ハイフロー の エアフィルター
早速取り付けてみます。
四隅のねじ4本を外して交換するだけです。
ネジ位置も全て同じです。
本当にコレ、GSX1400用?って疑ってしまうほどイナズマ1200にジャストサイズです。
本当?って思われそうなので、外見を並べて比べてみます。
(ここではイナズマ1200純正ストック品との対比です。)
エアー取入口のサイズは同じでは?
見た目は、ほぼ同じです。
空気流入の圧力損失は、この空気取入口での短管での抵抗より、フィルターによる圧力損失の方が大きいってことになると言う理解です。
フィルターの目粗さの違いだけなのでしょう。
エアー量については、購入したハイフローのフィルターは、GSX1400純正とほぼ同じ?
って、かんじです。
実走
見た目では判断つかないのならば、走りで確かめるしかありません。
体感しないと信じないタイプですからね。
エンジン始動時から、走り出した低速~中速時の空気量では違いが分かりませんでした。
それならばと、用もないのに無意味に高速道路に入り、合流部での加速を体感します。
おバカかっ!
合流部にて、エイ!
スロットル回すと、アレ?
意外です。見た目と違い、スムーズにパワーがちゃんと出てきます。
イナズマ1200純正フィルターは、スロットルを開けた瞬間に、ガソリンがゴボゴボっと出た音の後に、一瞬加速し、また失速するようなストールが起きましたが、コレはないですね。
(GSX1400純正にした時、調整してありますが、そんなにズレてないセッティングなのか?それとも、ほぼ純正と同じなのか?ですね。)
イイね~。使えるね~。気分イイですね~。
このあと無駄に走り、エアフィルターがもう一つ買える位、高速道路に乗ったなんて、恥ずかしくて家族には言えません(^_^;)
純正品のフィルターを交換するタイミングで、GSX1400のエアーフィルターに交換するのはアリですね。
※キャブのジェット調整はして下さいね。
このハイフローのフィルターは、吸気抵抗が強めなのでしょうか、ほぼ純正のキャブセッティングで問題ありませんでした。
他にも社外品のエアフィルターがあり、迷いましたが。ハイフローにしました。
他のモノは吸気抵抗がもっと低い?=空気量増え、混合が薄くなるので、キャブのジェットは番手上げる方向かもしれませんね。
何度も言いますが、吸気排気を変えたときは、キャブの微調整をそれなりにして下さいね。
そうしないと良い状態にはなりません。
それにしても、キャブ調整は難しいですよね。