ここ最近は予備品集めと消耗部品(主にゴム部品)を交換しています。この先10年のバイクライフをトラブル無く楽しめるよう、またトラブルがあっても素早く対処出来るやう、整備と準備を進めています。
予備品を集め始めてふと気付いたことがあります。それは複雑な構造(回路)をした電気部品だけは修理が難しく(ほぼ無理)、交換部品が無ければどうにもならないかな?と・・・。
いや無理!
現在販売されるバイクには多くの電気部品が搭載されていますが、2000年頃より前のバイクに搭載された複雑な電気部品とは、せいぜいレギュレーターとレクチファイヤ、イグナイターくらいでしょうか?(車種によってはスピードメーターの電子部品、ウィンカーリレーなどもあります。)
レギュレーターはまだ販売されています。が、廃番も近いかな?
オルタネーターを分解整備した際に、レギュレーターの新品を購入し予備品を確保しました。
が、レクチファイヤの予備品はありませんので、今後新品もしくは中古品を入手しておこうと思います。
話を戻します。イナズマ1200のイグナイターは既に廃番となっています。
廃番となったイグナイターは、なかなか中古品が出回りません。
が、この度中古品でしたがヤフオク!にて見つけましたので、何とか落札して購入しました。
イナズマ1200のイグナイター 部品番号は、32900-03F30 になります。随分前になりますが、廃番になっていますので、中古品しかほぼ購入出来ません。
ジャンク品かもしれませんので、状態を見てみることにしました。
このイグナイター端子は、8ピン+4ピンで合計12ピンになります。
もしも純正イグナイターが故障し、中古品が探せなくても何とかなります。それはASウオタニさんのSP2 フルパワーキットを購入し、交換すれば良いだけなんです。ただ少々高額になります。
話は少し脱線しましたので戻します。
今回購入した中古品はジャンク品かもしれませんので、本当に使えるか?とても心配でした。そこでサービスマニュアルにイグナイターの端子間の抵抗値の目安が記載されていますので、心配なのでポケットテスターを使い測定することにしました。
端子と端子のパターンが110通りもあり、少々手間ではありましたが測定し、記録を取りました。
はじめにカードテスターを使い測定を試みましたが、kΩレンジ設定がなくΩレンジだと数値のズレが大きく、測定出来ませんでした。
もう一台の普段は使わない針が動くタイプのテスターを使い、kΩレンジにセットして測定しました。
こちらのテスターは普段使わないので、乾電池を外し保管しております。アルカリ電池の内部液が漏れ出し基盤を侵してしまうと、使いたい時に故障して使えませんからね。滅多に使わない電子機器に電池入れっぱなしにしないことです。もしも入れっぱなしにするならマンガン電池です。
測定は休みながら少しつづ行いました。
片手でテスターマイナス端子、もう片手でテスタープラス端子で測定とボールペンを持ち替え記録しました。
【測定表(参考)】(縦:マイナス端子、横:プラス端子)
汚い文字の記録表ですね。が、測定値は全て正常範囲でした☺
これはちゃんと使える予備品でしたね☺
これでまた一つ予備品が増え、今後10年間を安心して乗り切れる準備が出来ました。
イグナイターの予備品が見つからなければ少々値が張りますが、社外品のASウオタニ SP2 という選択肢もあります。
カスタムパーツが予備品の候補は、とても有難いですね。
私は予備品をストックしましたので、暫くは純正品で持ち堪えられそうです。