目次
はじめに
先のリアブレーキディスクの交換に続き、フロントブレーキディスクを交換することにしました。
先に部品が到着したリアブレーキのディスクを交換しました。
同じく摩耗したフロントブレーキディスクの交換記録をこちらに記載しておきます。
残厚測定の結果
フロントブレーキディスクの厚みは、新品4.5mm→使用限界4.0mmになります。
残りの厚みを、ノギスで軽く挟んで測ってみたところ?
わぁ〜使用限界である4.0mmでした😱
走行距離5万キロを超えて、交換時期になってましたね。
今すぐに交換せねばってほど、切羽詰まった状態ではありませんが、リアブレーキディスク同様に直ぐに部品購入し交換することにしました。
部品購入
フロントブレーキディスクの純正部品番号:59210-31E20 にて検索してみると?
1枚あたり5万6千円程度でした。
左右交換すると倍の11万円超となります。
リアブレーキディスクには、国内メーカーであるサンスターの商品に交換しました。フロントブレーキディスクも同じメーカーにて検索してみました。
そのブレーキディスクは、1枚2万5千円くらい~と、純正品より安価になります。
海外のメーカー品も比較しましたが、ブレーキ関連のパーツでは純正相当品かそれ以上の安心感と品質が欲しいので、リアブレーキと同じサンスターとしました。
タイプが数種類あります。ブレーキはより高い制動力やコントロール性が欲しいパーツではありますが、レースに出たり峠などで人より早く走りたい訳ではないので、純正(ノーマル)に近いカスタムタイプを選択することにしました。
サンスターでは、カスタムタイプが純正品に近いタイプになります。名前からするとややこしい
左右対称の造りをしており、左右共通のパーツになります。カラーリングは黒色が良かったんですが、ゴールド(金色)しか販売されてませんでした。
車種検索してみると、ローター外径Φ310mm 品番:KC-203H と分かりました。
ここまで分かれば、あとは購入するだけとなります。
2枚で4万9千円ほどにて購入しました。
ブレーキディスクは消耗部品になりますので、長く乗るための必要経費になります。
交換作業
リアブレーキディスク交換同様、ボルト数本外し難くてきっと焦るであろうと、交換前から容易に想像することが出来ました。
室内作業を前提として、バーナーでボルトを炙りやすいよう、小型バーナーをキャンドゥにて購入してきました。諦めて外で行うことが正解だとは思います。が、この時期は寒いので室内で作業したい派です。
ガスバーナーだと火力が強いため、一つ間違えるとフローリングを焼いてしまいます。火事は起こしたくないですからね。
その対応策に小型バーナーとしましたが、購入してきた小型バーナーの注意書きには、10秒以上点火しないで下さいと記載されてました。何だと?
熱伝導・熱伝達的にボルトが10秒で加熱されるはずありません。これはガスバーナーを使い、屋外でやるしか無いのかな?
このような場合、考えていただけでは何も始まりません。
先にディスクを外しておこうと、チャチャッとタイヤを外してきました。
この表面が錆びたディスクボルトは、見るかにして外し難そうです。
こちら側のボルトは案の定外れませんでした。
そこでまずは小型バーナーで炙って温めてみることにしました。
ベアリングのシールを熱で痛めないよう、濡らしたティッシュでベアリングを養生してから炙りました。
結果、小型バーナーては火力弱すぎて全然ダメ!
新富士バーナーに切替えましたが、すぐに途中でガス欠に⤵
そこでもう一つ所有するイワタニのバーナーにて、炙り直しました。
火力を抑えた状態にしておき、軽く炙ってみました。
すると、外せなかったボルトがインパクトレンチにてすんなりと回転し、外れてくれました。
炙ったあとの温度は、指でも触れるくらいの温度でしたが、少しは効果はあったのかな?
反対側のボルトはバーナーで炙ることなく電動インパクトレンチのみで、すんなりと外れてくれました。
外気温5℃くらいに冷え切った温度から、室内温度20℃にホイールとディスク温度が上がった事のほうが大きな要因だったのかな?
どうあれ、今回も無事に外せて良かった〜
左右10本のボルトを全部外したら、次にタップでネジ山をクリーニングしました。
タップによりネジ切りしたら、思いのほか削りカスが出てきました。
今回も室内のフローリングにアルミカスを撒き散らしました。
家族がいない間に掃除機で吸い取り、戻ってくる前までに綺麗に掃除しましたよ。
パーツクリーナーとハンドエアーポンプのエアーにて吹き飛ばしておきました。
ボルトはリアブレーキディスク同様にチタンボルトとしました。
ディスクの到着までに時間が少しかかるようだったので、手締めにてフロント周りを戻し、一旦作業を終えることにしました。
時間があったのでスピードメーターギヤを分解し、クリーニングしてからグリスアップしておきました。
シールムーバーにてCリングの内側に差し込んで、こじ開けると簡単に分解出来ました。精密マイナスドライバーでも可能です。
部品点数が少ないですし、飛び出すようなバネはありません。分解してクリーニングしたあと組立て時にゾイルのグリスにて組上げました。
ゴムシール部品がありますので、ゴムにも優しいゾイルのグリスを使用しました。このゴムシールはカチコチでした。特殊な形でパーツ販売されてませんので、入手は難しいかな?
ネジの緩止め剤は、中強度の八幡ねじのガチネジを準備しておきました。少量の使い切りタイプです。今後も使うようなら容量の大きいもののほうが経済的ですね。でも、滅多に使わないので、ホームセンターにて300円ほどで購入出来る使い切りタイプとしました。
キタコのネジロック材が、バイク整備にはちょうど使い易いサイズ感ですね。
古いブレーキディスクを取外し、ネジ穴のタップ直しまでが作業の山場でした。ここまで終えたらディスクを取付けるだけとなりました。
数日後にディスクが到着しました。
梱包した箱だけみると、なんだかピザが2枚届いたみたいですね。
中を見てみると?
ディスクの大きさが同じ位なため、やはりピザみたい見えました😁
ゴールドは一見すると派手に見えますが、輝きの抑えた色合いになります。バイクに取り付けてしまうと、それ程目立つようなカラーリングではそうです。
この取り付けは、部品到着から数日後に行いました。
中強度タイプのネジロック剤を、チタンディスクボルトに塗り、規定トルク23N·mにて締付けました。
その後、タイヤをフロントフォークに取り付け、全体を見てみました。
因みにフロントアクスルピンチボルトは23N·m、
アクスルシャフトは100N·m、
ブレーキキャリパーボルトは39N·mが規定トルクになります。
規定トルクにて、締付けておきました。
全体として見た感じは、ブレーキディスクが金色で派手に目立ち過ぎるのでは?と、購入当初は心配でした。
が、そんな心配は無用でした。
そもそもフロントフォークのインナーチューブほ同じ金色、更にブレーキキャリパーも同じ金色になります。今回のブレーキディスクによりフロント周りが金ピカで統一感が出て、それ程目立つような色ではありませんでした。
それでもラインナップがあれば、好みの黒色が良かったかな?
最後に
前後のブレーキディスクを交換し、ようやく乗れる状態になりました。
試乗は、今後の晴れた休日に試乗してみます。
試乗する時には、ブレーキディスクに当たりがつくまで、慣らしが必要です。
ロングツーリング前までに慣らし運転をしてこようと思います。
でも寒さに負けて、春まで乗らないかもしれませんが・・・