イナズマ1200整備日記

イナズマ1200のバイク整備と、整備と称するDIYレベルで出来るプチカスタムを行っていきます。そんな記録とキャンプツーリングに必要な小道具類などをDIYした記録、そして旅行の記録です。

フロントブレーキディスクローターとチタンボルト交換 (サンスター カスタムタイプΦ310 品番:KC-203H チタンディスクボルト交換)

目次

はじめに

先のリアブレーキディスクの交換に続き、フロントブレーキディスクを交換することにしました。

 

先に部品が到着したリアブレーキのディスクを交換しました。

minow.hatenablog.com

同じく摩耗したフロントブレーキディスクの交換記録をこちらに記載しておきます。

 

残厚測定の結果

フロントブレーキディスクの厚みは、新品4.5mm→使用限界4.0mmになります。

残りの厚みを、ノギスで軽く挟んで測ってみたところ?
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わぁ〜使用限界である4.0mmでした😱

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走行距離5万キロを超えて、交換時期になってましたね。

今すぐに交換せねばってほど、切羽詰まった状態ではありませんが、リアブレーキディスク同様に直ぐに部品購入し交換することにしました。

部品購入

フロントブレーキディスクの純正部品番号:59210-31E20 にて検索してみると?

1枚あたり5万6千円程度でした。

左右交換すると倍の11万円超となります。

 

リアブレーキディスクには、国内メーカーであるサンスターの商品に交換しました。フロントブレーキディスクも同じメーカーにて検索してみました。

そのブレーキディスクは、1枚2万5千円くらい~と、純正品より安価になります。

海外のメーカー品も比較しましたが、ブレーキ関連のパーツでは純正相当品かそれ以上の安心感と品質が欲しいので、リアブレーキと同じサンスターとしました。

タイプが数種類あります。ブレーキはより高い制動力やコントロール性が欲しいパーツではありますが、レースに出たり峠などで人より早く走りたい訳ではないので、純正(ノーマル)に近いカスタムタイプを選択することにしました。

www.sunstar-kc.jp

サンスターでは、カスタムタイプが純正品に近いタイプになります。名前からするとややこしい

www.sunstar-kc.jp

左右対称の造りをしており、左右共通のパーツになります。カラーリングは黒色が良かったんですが、ゴールド(金色)しか販売されてませんでした。

 

車種検索してみると、ローター外径Φ310mm 品番:KC-203H と分かりました。

ここまで分かれば、あとは購入するだけとなります。

 

2枚で4万9千円ほどにて購入しました。

ブレーキディスクは消耗部品になりますので、長く乗るための必要経費になります。

 

交換作業

リアブレーキディスク交換同様、ボルト数本外し難くてきっと焦るであろうと、交換前から容易に想像することが出来ました。

室内作業を前提として、バーナーでボルトを炙りやすいよう、小型バーナーをキャンドゥにて購入してきました。諦めて外で行うことが正解だとは思います。が、この時期は寒いので室内で作業したい派です。

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ガスバーナーだと火力が強いため、一つ間違えるとフローリングを焼いてしまいます。火事は起こしたくないですからね。

その対応策に小型バーナーとしましたが、購入してきた小型バーナーの注意書きには、10秒以上点火しないで下さいと記載されてました。何だと?

 

熱伝導・熱伝達的にボルトが10秒で加熱されるはずありません。これはガスバーナーを使い、屋外でやるしか無いのかな?

 

このような場合、考えていただけでは何も始まりません。

先にディスクを外しておこうと、チャチャッとタイヤを外してきました。
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この表面が錆びたディスクボルトは、見るかにして外し難そうです。

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こちら側のボルトは案の定外れませんでした。

そこでまずは小型バーナーで炙って温めてみることにしました。

ベアリングのシールを熱で痛めないよう、濡らしたティッシュでベアリングを養生してから炙りました。
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結果、小型バーナーては火力弱すぎて全然ダメ!

新富士バーナーに切替えましたが、すぐに途中でガス欠に⤵

そこでもう一つ所有するイワタニのバーナーにて、炙り直しました。
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火力を抑えた状態にしておき、軽く炙ってみました。

すると、外せなかったボルトがインパクトレンチにてすんなりと回転し、外れてくれました。
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炙ったあとの温度は、指でも触れるくらいの温度でしたが、少しは効果はあったのかな?

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反対側のボルトはバーナーで炙ることなく電動インパクトレンチのみで、すんなりと外れてくれました。

外気温5℃くらいに冷え切った温度から、室内温度20℃にホイールとディスク温度が上がった事のほうが大きな要因だったのかな?

どうあれ、今回も無事に外せて良かった〜

 

左右10本のボルトを全部外したら、次にタップでネジ山をクリーニングしました。
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タップによりネジ切りしたら、思いのほか削りカスが出てきました。
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今回も室内のフローリングにアルミカスを撒き散らしました。

家族がいない間に掃除機で吸い取り、戻ってくる前までに綺麗に掃除しましたよ。

パーツクリーナーとハンドエアーポンプのエアーにて吹き飛ばしておきました。

 

ボルトはリアブレーキディスク同様にチタンボルトとしました。
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ディスクの到着までに時間が少しかかるようだったので、手締めにてフロント周りを戻し、一旦作業を終えることにしました。
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時間があったのでスピードメーターギヤを分解し、クリーニングしてからグリスアップしておきました。
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シールムーバーにてCリングの内側に差し込んで、こじ開けると簡単に分解出来ました。精密マイナスドライバーでも可能です。
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部品点数が少ないですし、飛び出すようなバネはありません。分解してクリーニングしたあと組立て時にゾイルのグリスにて組上げました。
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ゴムシール部品がありますので、ゴムにも優しいゾイルのグリスを使用しました。このゴムシールはカチコチでした。特殊な形でパーツ販売されてませんので、入手は難しいかな?

 

 

ネジの緩止め剤は、中強度の八幡ねじのガチネジを準備しておきました。少量の使い切りタイプです。今後も使うようなら容量の大きいもののほうが経済的ですね。でも、滅多に使わないので、ホームセンターにて300円ほどで購入出来る使い切りタイプとしました。

キタコのネジロック材が、バイク整備にはちょうど使い易いサイズ感ですね。

古いブレーキディスクを取外し、ネジ穴のタップ直しまでが作業の山場でした。ここまで終えたらディスクを取付けるだけとなりました。

 

数日後にディスクが到着しました。f:id:Minow:20230112202727j:image

梱包した箱だけみると、なんだかピザが2枚届いたみたいですね。

中を見てみると?
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ディスクの大きさが同じ位なため、やはりピザみたい見えました😁

ゴールドは一見すると派手に見えますが、輝きの抑えた色合いになります。バイクに取り付けてしまうと、それ程目立つようなカラーリングではそうです。

 

この取り付けは、部品到着から数日後に行いました。

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中強度タイプのネジロック剤を、チタンディスクボルトに塗り、規定トルク23N·mにて締付けました。
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その後、タイヤをフロントフォークに取り付け、全体を見てみました。
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因みにフロントアクスルピンチボルトは23N·m、

アクスルシャフトは100N·m、

ブレーキキャリパーボルトは39N·mが規定トルクになります。

規定トルクにて、締付けておきました。

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全体として見た感じは、ブレーキディスクが金色で派手に目立ち過ぎるのでは?と、購入当初は心配でした。

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が、そんな心配は無用でした。

そもそもフロントフォークのインナーチューブほ同じ金色、更にブレーキキャリパーも同じ金色になります。今回のブレーキディスクによりフロント周りが金ピカで統一感が出て、それ程目立つような色ではありませんでした。

それでもラインナップがあれば、好みの黒色が良かったかな?

 

最後に

前後のブレーキディスクを交換し、ようやく乗れる状態になりました。

試乗は、今後の晴れた休日に試乗してみます。

試乗する時には、ブレーキディスクに当たりがつくまで、慣らしが必要です。

ロングツーリング前までに慣らし運転をしてこようと思います。

 

でも寒さに負けて、春まで乗らないかもしれませんが・・・

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