目次
はじめに
サイレンサーとバッフルを交換し、セッティングが済みました。
ここらでサイレンサーが潰れ難くなる対策をしようと思います。
前から対策しておけば良かったのですが、狭い保管場所から出し入れする通路では、取付方によってはとても邪魔になるため、エンジンガード(プロテクター)を取付けるに至りませんでした。
でも2ヶ月前に起きた立ちごけのような後悔を、もう繰り返したくはありませんので、ライトなプロテクターを取付けることにしました。
エンジンプロテクターの車種専用品としては、同じ油冷エンジンを搭載したバンディット1200やGSF1200、GS1200SS、イナズマ400などと共通です。
が、車種専用品を購入して取付けるだけのレビューなら、他と同じになってしまいます。
このブログでは汎用品や流用品を出来る限り使い、コレどうなの?ってモノを試していくことをススメています。
そういう意図から、まずはネット検索にて上位に上がってくる安価な製品を第一弾として取付けることにしました。
それだけでは楽しくないので、第二弾としては汎用性が高く、今後も部品供給期間が長そうなデイトナのエンジンプロテクターに取替えるつもりです。
第三弾では、第二弾にて外してしまう弾一弾の安価なエンジンプロテクターを使って、サイレンサープロテクターとして移設する予定としています。
車体前側のみプロテクターを取付けると、転倒したとき、車体後方のサイレンサー側へ傾きやすくなります。後方へより荷重がかかるようになり、サイレンサーが曲がりやすくなってしまいます。そこで後方側にもプロテクターを取付け、車体全体として見て2点支持となるようにしたいと考えています。
この一連作業をもってプロテクター取付完了とする予定になります。
ですので、この第一弾でのエンジンプロテクター取付けは、第二弾以降への布石となります。
言葉としてはスライダーとも、プロテクターとも、ガードなど、目的やメーカー商品名により異なりますが、以下プロテクターとします。
取付位置の確認
まずはエンジンプロテクターとして、どこに簡単に取り付けられそうかな?と、ボルト位置を確認しました。
エンジンマウント部のフレーム部のM8ボルト2本のうちどちらかを使い、簡単に取付けられそうでした。
フレームからエンジン側面まで90〜100mm程度なので、張出量としては100mmかそれ以上あれば良さそうでした。
プロテクターは長ければ良いというものではなく、バンク角も加味しなければなりません。安価なプロテクターを一度取付てみて、ちょうど良い張出量を探り出すこととしました。
カスタムピープルさんの記事がとても参考になります。
[外装系カスタムの疑問]スライダーは立ちゴケなどの転倒時に有効なのか? | 基礎知識 | カスタムピープル
メリット・デメリット色々ありますが、何を目的とするのかで、各メーカーごとに取付位置も形状も異なります。
購入品
まずは張り出し長さが120mmの安価な商品を購入し、試してみることにしました。
Amazonで左右2つセットで2000円弱でした。
部品構成と構造は、下の写真のようになります。
構造的にアルミのベースと、衝撃を緩和させる樹脂との接合部に、力が逃げやすくなっています。転倒した際には樹脂部品が破損し、ベース部品には影響しにくい構造となっていると感じます。
購入したエンジンプロテクターはM10ボルト用なので、取付ボルトM8に合うように、M10→M8変換スペーサーを入れて調整することにしました。
また、付属するボルトは長さが不足していますので、買い足す必要がありました。
そこで、買い足すボルト長さを調べようと、既設M8ボルトの首下長さを測ることにしました。
長さは50mm
頭の長さと穴の深さはおおよそ8mm
ボルト長さとしては、既存50mmにボルト頭長さとエンジンプロテクター側の厚み10mmを加えた68mm以上必要だとわかりました。
フレームの穴径は15mm、深さ8mmほどでした。
このサイズ感からブラケットスペーサー10mmを間に挟み込み入れることにしました。
以上より、ボルト首下長さを70mmとしました。
あくまでも短い期間だけの仮仕様なので、ボルトの素材は高張力鋼ではなく、ホームセンターなどにて容易に入手出来る低強度のボルトとしました。
材料が揃ったところで、早速取付けてみました。
まずはアルミ材のベースを取付け、M8ボルトにて締付け固定させます。
樹脂部を後から被せ、細いボルトにて固定させれば取付け完了
エンジンマウントする箇所のボルトですので、ちゃんとトルクレンチを使い、トルク23Nmにて取付けました。
実際取付けてみて横面の張出量は、30〜40mm程となりました。
この張出量が多いの?少ないの?
立ちごけする際にはタイヤ側面部から回転して倒れます。倒れ込んでいくときの挙動をイメージし、コンベックスにておおよその寸法感を見てみました。
まぁまぁかな?
エンジンはコンベックスケールの幅でちょうど隠れたラインにあります。
もう少しだけ気持ち5〜10mmほど、内側のほうが良かったかな?
これは実際に取付けて見ないと分かりませんね。
レーザーにてスキャニングし、図面で確認する技術がありますが、これくらいは実作業のほうが早いかな?
車庫から出し入れ時の確認
猛暑の夏場では、この作業がツライ!
もう少し涼しくなってからバイクの出し入れを確認し、次の第二弾の作業へ移りたいと思います。
9月になり少し暑さが和らいだ日に、バイクを出してみましたが、取回しには影響ありませんでした。
良かった~👏
実際に転倒させ確認
実際にバイクを横に倒してみて、プロテクターがどの様に地面と接するのかを確認し、張出量が適正か見てみたいと考えています。
これ、汗だく必至。わざわざ猛暑の夏場に行うような作業ではありません。
この作業にて確認しないと、第二弾の作業ではぶっつけ本番となってしまいます。
が、仕方なしとして確認しないまま、次の作業(第二弾)に移っていくのかもしれません。
作業進行次第、ここに書き足していきます。
が、9月に入ってからバイクを横に寝かせようとしましたが、我が家の通路幅は狭くて一人では不可能でした。
ギリギリ試せそうでしたが、力を入れにくい体勢となるため、ギックリ腰になりそうだったので、テストは諦めました。
まとめ
汎用品のエンジンプロテクターを取付ける場合、車体の取付ける位置を決めたら、そこから張出す寸法を決めます。
購入品は、寸法より少し短いプロテクターとして、カラーを使い調整することで、フィットさせられます。
この第一弾では、かなり攻めた寸法設定過ぎて、調整代が全く有りませんでしたね。
第二弾の本取付では、もう少し拘って取付けることとします。
やっぱり汎用品は信用出来ないと考えるなら、イナズマ1200については適用車種と表示がなくとも他の油冷エンジン車に専用設計された商品が使えます。
この汎用品プロテクターは不具合もなかったのですが、このあとデイトナのプロテクターに取り換えることにしました。