目次
はじめに
前記事のようにテックサーフサイレンサーにφ32バッフルを取付けました。とてもノーマルに近い音量とパワーになったような気がします。
何年も前の事なのでもうノーマルの感触は忘れてしまいましたが、はじめてテックサーフのバッフル付きサイレンサーを取付けた時、ノーマルとあまり差を感じ無かったことから、ノーマルとは?多分このあたりのセッティングだったはず!と、思い込んでおります。
時に思い込みも大切です。
あちこちイジり始める前、どんな変更をしても見失わないよう、自分なりに定めた基本セッティングとなります。
一度基本に立ち返ってみようと思い、キャブレターも戻してみることにしました。
そのセッティング戻しには、テックサーフのバッフルが必要となりましたので、先日購入したところになります。
そこから少しバッフルを変更するなどの小変更を加えていこうと思います。
まずは音色がどのように変わるか?興味が湧いてきましたので、タイトルのバッフルを購入しました。
購入品
今回購入したバッフルは、穴の形状がオーソドックスな円形ではなく、涙形をした異形タイプになります。
BORE-ACE(ボアエース)さんとは?SR400/500のカスタムパーツを主に製作販売する会社になります。そのラインナップに私の欲しいバッフルの穴形状がありました。穴の大きさを中or小から選ぶことが出来き、中サイズの穴(中音量)タイプとしました。
こちらウェビックのアプリ経由にてボアエースさんの商品を購入すると、送料無料なのでお得です。
以下、商品説明から抜粋
商品概要
【サイズ】
・直径:58.5mm
・厚み:25mm
・取付ネジ:M5
■詳細説明
サイレンサーにバッフルを入れるとピロピロと笛のような音がなってしまってお困りのお客様には最適です。
内部形状、出口形状を特殊な形状にすることにより、いい音かつ排気圧力で適度に負荷がかかり、よく走る構造になっています。
音量小、音量中とご用意していますので、好みに合わせてチョイスしてください。
この商品説明記載内容は、私の欲しい仕様ドンピシャでした。
が注文してから1週間後、こちら外径58.5mmのサイズは欠品?生産終了では?
現在取り扱っていないため、注文はキャンセルとなる旨の連絡がありました。
ホームページによると現在販売しているのは、外径58.0mmのようでした。
そこで急ぎ次の注文に切り替えました。
最も穴の大きなサイズ(B580-35大音量タイプ)を購入することにしました。
商品概要
【サイズ】
・直径:58.0mm
・厚み:25mm
・取付ネジ:M5
なんだかんだ商品到着までには1ヶ月程度要しました。購入するなら早めに注文する必要があります。
他にも中音量と小音量がラインナップされています。さらにオーダーメイドにも対応して貰えるようです。
到着した開封してみた第一印象は?
→良い造りです。それとイメージした穴のサイズと形状でした。
こちらがサイレンサー出口側から見た形状
下側が肉厚でネジ加工されてます。なので穴の位置はオフセットしている様に見えます。
サイレンサー内部側から見た形状
サイレンサー内部側は、排気がスムーズに流れ抵抗が少なくなるようなテーパー加工が施されてました。
最も知りたいバッフル穴のサイズはどれくらい?
最も横幅のある穴箇所は28mm
そして縦方向は45mm
2箇所の寸法でおおよそ分かりましたかね?
良く分からない?
ではもう一箇所の狭い側の円形寸法は?
この直径は17mmでした。
縦方向の長さ45mm は、この直径17mmと先程の大きな円形部の直径28mmの合計値と同じです。ということは?図形的には直径28mmの円と、直径17mmの円が外周で接した(外接した)状態になります。
さらに2つの円の外周に共通する接線で囲まれた形状だとわかりました。
穴の開口面積の大きさは、次のような順番になります。
南海部品のバッフル < テックサーフの標準バッフル(32mmの丸穴) < ボアエース大音量バッフル の穴サイズ具合と言えます。
開口面積を計算すると、テックサーフの32mmバッフルより少し大きい開口面積と言えます。
仮取付
このバッフルの外径は商品説明のとおり58.0mmです。
テックサーフのサイレンサー出口にはスッポリ(ギチギチというより少し余裕があります。)と入ります。
バッフル固定用の穴の位置は、約90°方向異なることから、サイレンサー側にドリル穴を開けるか、もしくはバッフル側にネジ穴加工を加えるかなど、何かしら加工が必要となります。
サイレンサーエンド口からビミョーに飛び出しますので、奥行き方向も考えて取り付けたいと思います。
見た目良く取付けるなら※加工は必要ですね。
※ただ付きさえすれば良い方には加工必要ありません。
本取付
サイレンサーエンド口の下側に、ドリルで5mmの穴開け加工しました。
バッフルは取付けに際し、サイレンサー後方からみると、銀色のアルミ素材感が目立ち過ぎるので、ブラック塗装しました。
取付けは脱落防止として2重の対策を施しました。
その一:ロックナットを使い、緩み難いようにすること。
その二:ボルト先端が外側へ飛び出すよう取付けること。これは、万が一ロックナットが外れたとしても、残ったボルトがサイレンサーに引っ掛かり、外れ難い取付け方法となるからです。
バッフル外周部に0.5mmとすこしだけ隙間が出来ます。そこでアルミテープを少し外周に巻き付け、隙間なく取付ました。
実際にバイクに取付けてみると、目立つことなくとてもサイレンサーに馴染んでくれました。
バッフルはブラック塗装すると、違和感ないというのか?むしろこの様であって欲しかったというのか?
さらに自己満足レベルがアップしました。
最後に銀ピカなボルトを目立たないようブラック塗装をし、取付け完了としました。
音の確認
暑すぎるので、普段なら夏場は乗りません。が、秋まで待てず、乗り音の確認しました。
感想ですが、まずはとても暑かったです💦💦
肝心の音ですが、狙い通りの音(音質と音量)でした。
その音は、ちょうどテックサーフのバッフルを取付けた際の音と、取り外したバッフル無しの音との中間くらいでした。
バッフルにより排気抵抗があるので、低速からノーマルに近いパワー感もちゃんとありました。
そんな排気音ですが、こちらです。
スロットル回した時の大音量、高音を録音することはとても難しく、動画としては上手く再現出来てませんでした。イヤホンで聞くと音の再現が良く伝わるかなと思います。
文字にすると、バッフル無しの音質に、バッフル付けた時の音量と言う感じですかね。
いい音とパワー感でした。
最後に
カスタムに終わりはありませんね!
あれ〜、いつからカスタム日記になったんでしたかね😁
これも、立派な整備の一つですよ〜
整備に終わりはありませんね!
【追記】
このボアエースのバッフルをユーザー車検時に計測したのですが、テックサーフのサイレンサーとの組み合わせでその音量は94.8dBでした。
車検には適合しました~🙌