はじめに
今回はタイトルの3種類のバッフルについて、取替えてみて、パワー感と排気音を比較してみました。
そもそもバッフルを比較することに至ったのは、立ちごけによりサイレンサーを凹み曲げてしまい、サイレンサー交換後にセッティングを再構築することにしたからです。
といっても結果的に、同じサイレンサーに戻すことになりましたが、セッティングし直すと決めた以上は、最後までヤリ切るつもりです。
再構築するにあたり、まずはサイレンサーとバッフルの組合せを、私なりの基準に戻すことから始めました。
テックサーフφ32mmのバッフルは、音量は車検対応しますし、音質もマイルドで問題ありません。が、ここからもう少し音量と音質を変えたい!という欲求が出てきました。
そこで比較的安価な割に音の変化量が大きいバッフルを交換してみようと思いたち、ボアエースのバッフルに変更したところになります。
その取付後、猛暑酷暑の日々が暫く続きましたので、気になるボアエースのバッフル排気音とパワーの確認を暫く出来ないままでいました。
とても暑い日でしたが意を決して、気温が上がらない朝早い時間帯に試乗してきました。
どうせなら折角なので、テックサーフと南海部品のバッフルとも排気音やパワー感を比較をしてみようと、少し走っては取替える作業を繰り返しながら、汗だくになりながら比べてきました。
音の比較
音の比較としましたが、そもそも高音質側の録音っていろいろ対策(高性能マイクや録音装置でのチューニングなど)しないことには、とても難しいんですね。
今回録音した音は上手く録れていませんでしたが、おおよその雰囲気は伝わると思います。イヤホン付けて聞くと雰囲気がより伝わるはずと思います。
まずは触媒型インナーサイレンサーのみ取付け、バッフルなしの音から
バッフル無し
ここから、3種類のバッフルを取付けましたが、音はそれぞれ異なりました。
ボアエースバッフル
まずは一番試して見たかったボアエースのバッフルから
今回の試した3種類のバッフルのなかで、最も音量が大きかったのですが、それでも車検対応レベル内にあると思います。
音質は低〜高音までバランスよく混じり、とても良いサウンドでした。
バッフル無しの音質にとても近いけれど、音量は抑えられてます。これは独特な穴形状によるものだと感じます。ボアエースの大音量タイプバッフルは、単気筒エンジンSR400にマッチした商品開発されたのでしょうけれど、排気量3倍の4気筒エンジンを搭載したイナズマ1200にも、とても良いサウンドに仕上がる良い商品でした。
バッフルの値段4000円台と、比較的購入しやすい価格帯でもあります。
テックサーフバッフル
テックサーフサイレンサーには、やはり王道とも言えるテックサーフのバッフルは?
値段は送料込めると6000円超えますが、
音量は車検対応してます。音質もとてもマイルドです。
私のバイクは、このテックサーフサイレンサーにバッフルをセッティングの基準としてます。
安心感のあるセッティング(バッフルはφ32mmサイズ、外径58.5mm)です。
今回、ボアエースのバッフル排気音と比較してみて、このテックサーフのバッフルは良く出来たバッフルだと再認識しました。
南海部品バッフル
最も流通量多くて装着率が高いと思われる南海部品のバッフルは?
試した内径は25mmです。音量は十分車検対応レベル内にあります。
しかし音質はピロピロ感?が少し強く、好みのサウンドではありません。
値段としては最安価で、2000円弱で購入出来ますので、車検時のみバッフル取付ける方には、コ・ス・パ良しではあります。
バッフルを常時着けっぱなしで音に少し拘りたいと考えるなら、このバッフルは真っ先に外れるかな?
楕円形にでも削り加工してみると面白いかもしれません。
結果
排気圧に関係する低速トルク感と乗りやすさは、テックサーフとボアエースは問題なし。
南海部品のバッフルは穴径25mmと小さいことから、音量は最も抑えられますが少し排気圧が強すぎかな?
走りやすさがベースにある上で、ボアエースのバッフルが最も好みの音量と音質でした。
しばらくテックサーフサイレンサーにボアエースバッフルの組合せにて乗ることにします。
それにあわせてセッティングを再構築しようと思います。
しかし劇的な変更ではなくキャブレターもエアークリーナーもそのままか、微小変更で十分良さそうですね。
最後に
20年以上経過したバイクですが、メンテナンスし続けてきた甲斐あって調子良く、まだ暫くは問題なく乗れそうですね。
にしても手間が掛かりますね~
次は何を取付けようかな~