目次
はじめに
エンジンプロテクターを、第一弾、第二弾と取付けてきました。
前側のプロテクターは心細いM8ボルトによる固定としましたので、もう一箇所支点を増やし強度アップさせようと思います。
最終的にはプロテクターとして、車体の左右にそれぞれに2箇所づつ配置する予定です。
そうすべく、この第3弾では車体後方側にサイレンサープロテクターを取付けることにしました。
仮付け
まずは様子見として、プロテクターを軽い気持ちで取付けてみました。
いきなりですが、プロテクターの角がサイレンサーバンドに、少し当たってしまったんじゃないかな?
第一弾にて購入したプロテクターの外径はφ55mmあり、少し太すぎました。
これはイケない。
プロテクターが接触している角を、少し削り落とせば何とかなるレベルではあります。
サイレンサー外径φ110サイズでこれだと、φ120サイズは更に干渉しますので、太いプロテクターのタイプは安易に使えないですね。
サイレンサープロテクターとするなら、細身のタイプの方が無難でした。
プロテクターの外径に問題はありましたが、長さは?
プロテクターの先端樹脂部を取付けてみると?
ハンドル幅には収まってるけれど、少し横に張出し過ぎてますかね?
立ちゴケは、タイヤを支点に円運動しバイクが横に倒れますので、サイレンサープロテクターとしては、これくらいの張出量がないと物理的には、保護出来ないのでしょう。
けれど、少しばかり張出し過ぎてます。
う〜ん。これはイケてない。
これではバイクを狭い車庫から出し入れする際に引っ掛かかり、使い難い。
プロテクターとしては、少し短くて細身なタイプの方が良さそうだと分かりました。
プロテクション機能を重視するだけではなく、使い勝手も考慮しなければなりません。
最後は見た目と妥協なのか?とも😁
購入品
そこで、下の細めのプロテクターに変更することにしました。
写真下側も長さは同じ120mmなんです。カラーがついてますが、下の写真のように外せます。
この商品もスペーサーなしで長さ120mmあります。少し長過ぎるので、幾らかカットするつもりでいます。アルミ材はカットしやすいですからね。アルミは材質的に加工が楽チンです。
取付け
サイレンサープロテクターを取付ける箇所は、仮付けしたサイレンサーバンドの根本くらいしかなさそうです。
どうせなら左右対称にプロテクターを取付けたいと思います。が、その反対となる左側には取付けられるようなボルト穴がありません。これはどうにかしないと?
ここは急ぎではないので冬に持ち越しますが、ステーを製作して左右対称に取付けたいと思います。
では、右のサイレンサー側のプロテクター取付作業に戻ります。
まずは必要なボルト長さを知ることから始まります。
ノギスのデプスゲージにて測ると?
プロテクター本体の貫通部の長さは40mmでした。それに現在取付けているボルトの首下長さを加えた長さが必要となります。私は首下長さ85mmが欲しかったのですが、近くのホームセンターには販売されていませんでしたので、ステンレス材M8ボルト90mmとしました。
大抵のバイクでは、サイレンサーバンド部に取付けようとすると、80〜90mm位の長さが必要になります。因みに付属品のボルトは鉄材で長さ80mmでした。
サイレンサーバンド取付穴に、まずはサイレンサープロテクターのベースを取付けました。
何処とも干渉することなく、すんなり取付けることが出来ました。
先端部分はネジ込み式になってますので、手回しにて固定したら、取付は即完成となりました。
この取付けるでは、サイレンサー横面からの張出し量60mm程となりました。
この張出量が多いのか?少ないのか?を確認するため、タイヤ横端からサイレンサー方向へ直線を引き、プロテクターが張出しているか?見てみました。
プロテクターが外に張出してるように見えますが、これはセンタースタンドにてリヤタイヤを浮かせ、サスペンションが伸び切った状態です。
転倒時はサスペンションか伸び切った状態となりますので、センタースタンドを掛けたこの状態に近いと思います。
ここから実際に乗車した時は、サスペンションが縮みますので、相対的にプロテクターはサイレンサーより内側(上側)になります。さらに走行中バンクした状態では、さらに荷重が掛りサスペンションが縮んだ状態となるので、相対的にもっと内側(上側)になります。
よってこの取付でも、フルバンクした走行状態でプロテクターが先に擦ることは無さそうといえます。そう意味では安全サイドです。
でも
う〜ん、横の張出量60mmもあるとバイクの出し入れ(取回し)に支障があるんですね。
そこでプロテクション効果を残せるギリギリまでカットしようと思います。
カット量は、10〜20mmくらいかな?
何度もカットするのは面倒くさいので、思い切って20mmカット!
全長100mmとなったプロテクターを、再度取付けてみました。
サイレンサーの面から40mmの張出し量となりました。
この張出し量は、タンデムステップを横に出したくらいか、それより少し張出した位になりました。
これくらいで良いんじゃないかな?
自分なりに満足したので、取付はここで一旦終了とし、これで暫く乗ることにしました。
余談
私はサイレンサープロテクターをサイレンサーバンド取付けボルトにしましたが、これより下となると可動するスイングアームになります。
タイヤ接地面に近いほどバンク角との兼合いから、張出量の設定はとてもシビアになってきます。
可動するスイングアーム部ではシッカリと可動範囲を見極め取付けないと、車体やマフラーと干渉します。こちらもかなりシビアです。
と言うか無理だと思います。
そもそもバンクしたとき、プロテクター先端が路面にヒットしたら、テコの原理にて足元を掬われるようにしてタイヤのグリップ力が無くなる方向に作用します。直ぐに危ないと認識出来ます。
プロテクターとして取り付けるのではなく、車体ギリギリに取付けるスライダーとすべきだと思います。
プロテクターにせよ、スライダーにせよ、汎用品を取付けるとなると、よ〜く考えて取付られないのだと、再認識しました。
そこで今更ながらですが、サイレンサーのプロテクターは見た目が少し悪いですが、下のようなタイプの方が私には非常にマッチしていたのではないかな?と思います。
バイクの出し入れでプロテクターが干渉しまくり、どうにもならなかったら、このタイプに変更するつもりです。
または、タンデムステップにプロテクター機能を追加した方が、左右対称にもなるし近道だったのでしょうね。
でも、これも車種専用品としてラインナップされていませんので、取り付けるとしても適合について調べ、形状の近いものから何かしら手を加える必要がありそうです。
今後の予定
今後は残る車体後方の左側については、【第4弾】としてステンレス材の溶接などにてステー製作から行い、取付けるつもりです。
他車から部品流用したいのですが、こんなにオフセットさせたバイクって有りました?
XJR1300やXJR1200、Z1000などマフラー2本出しタイプのバイクのタンデムステップを見てみましたが、左側のオフセット量が足りず、探せませんでした。
流用品をもう少し探してみようと思いますが、この感じからすると、左側はステップにプロテクターかスライダーを取付けたほうが合理的かな?と考えてます。
続きは蚊のいなくなる冬頃に作業しようと思います。それまで暫く、じっくりと考えることにします。
最後に
エンジンプロテクターとして車体前側フレーム左右に2箇所、サイレンサープロテクターとして車体後方の右側に1箇所の計3箇所に取付けました。
手間暇掛けた分だけ、これで少しはプロテクション効果アップしたのかな?と思います。
今後近いうちに最難関となる左後側にもプロテクターを取付けたいと思います。