イナズマ1200整備日記

イナズマ1200のバイク整備と、整備と称するDIYレベルで出来るプチカスタムを行っていきます。そんな記録とキャンプツーリングに必要な小道具類などをDIYした記録、そして旅行の記録です。

GIVI SB2000 サイドケース汎用ホルダー とワイズギア マルチキャリアの比較

目次

 

はじめに

今回は、GIVI SB2000 と言う汎用性のあるサイドケース用のホルダーを取り付けすることにしました。

その前に、これまで使用してきたワイズギア マルチキャリアとも、現物を比較しておきます。

 

現状 (ワイズギア マルチキャリア)

ツーリングの荷物積載用のサイドケースに、過去にワイズギアさんから販売されていましたマルチキャリア 3BOX を使用しています。

トップケースを取り付けるまでの容量は不要なので、サイドケースのみを使用しております。

 

minow.hatenablog.com

 

 

このマルチキャリアの良いところは、リヤシートにベルトにて固定するだけなので、おおよその車種に適合し、取り付けはベルト締め上げるだけと、とても簡単に行えることです。

シートに載せると、このような取り付けになります。

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あと5cmくらい後方に設置したいのですが、シート後端ギリギリまで寄せていますので、構造的に無理です。

タンデムで使うには、かなり無理があります。

 

横幅はドリル穴を追加加工して、狭くしています。そのことで横へのはみ出し量を抑え、すり抜けしやすいようにしてあります。

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その寸法は?

ホルダー部の内寸法は400mmにしてあります。
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パイプのステーとステーの内寸法は370mmにしてあります

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因みに重量は、写真の状態で5.2~5.3kgあります。 

 

リヤシートの上に載せてベルトで固定するだけの固定方法ゆえに、不具合も多々有ります。ふにゃふにゃなシートの上に載せて固定させるため、サイドケースが左右に多少グラつく甘い固定状態でした。

 

そんな状態で使用したことで、マルチキャリアのフレームとリヤサスペンションのリザーバータンクやスプリングと擦れてしまい、塗装が剥げてしまいました。

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更に、二人乗りをした事も原因になります。

左右均等に載せていなかったためだと思われます。

 

不具合は他にもあります。

それは、マルチキャリアをシートに載せて固定させることで、当然なことですがシートを開ける事が出来なくなります。

シート下にある小物入れには工具類を入れているため、いざ使いたい状況では荷物を全部下ろすことになります。

滅多にないことだったので、許容範囲ではありましたけど、シートが開くような構造であって欲しいものです。

 

 

そこで、今回はGIVI SB2000 と言う 汎用性の高いサイドケース用のホルダーを取り付け、シートを簡単に開けるようにしていきたいと思います。

 

取り付けについては別記事にし、ここでは簡単な紹介と比較だけにしておきます。

 

GIVI SB2000 汎用サイド用ケースホルダー

ヤフーショッピング にてトップセンスさんが、13000円位で販売されております。

在庫切れをしていたようでしたので、直接問い合わせをさせて頂きましたところ、少数ながら近々に輸入する旨、丁寧な連絡対応をしていただきました。

連絡のあった日に商品検索してみたところ、販売しておりましたので、即購入させて頂きました。

 

転売目的にて購入される方に、すぐに買い占められてしまうことがありますので、個人販売サイトなどから、倍以上の金額で購入することにならない事を願います。

 

では、商品が届いたので、まずは箱から出して確認してみます。
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サイズ感の比較

ワイズギアのマルチキャリアと比較しましたが、当然ながらホルダー部はほぼ同じサイズ感でした。

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品質の比較

商品説明には、海外モデルであるため品質が少し悪いようなコメントがありましたが、それほど悪くありませんでした。

荷物運搬させるためのサイドケースを取り付ける機能としては、必要十分なクオリティーです。

ステーを取り付けるためのリブの溶接部が、部分溶接でしたが、強度も十分でしょう。

全周溶接を求める方には、クオリティーが低いと感じるのかもしれません。

因みに、ホルダーはパイプ材なのですが、内部にはサンドブラストを掛けた後の残り砂か、溶接後のスラグか何か細かなモノが、シャラシャラと鳴り響きます。

ゴムを一ヶ所取り外して、内部のシャラシャラ音の原因を調べてみましたら、ショットブラスト材でした。

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ブラスト材はスプーン1杯分出てきましたよ(笑)

こんなに出てきましたが、振って出すだけのことです。

大したことではありません。

 

塗装の違い

塗装表面は、ワイズギアのほうがツルツル、GIVI SB2000はザラザラです。

これは塗装仕様の違いに過ぎません。

 

重量の比較

ホルダーのフレームが太めでしたが、単体の重量は思いのほか軽く感じました。

重量4.7kgと記載がありましたが、実際はホルダーの片側だけの重量は1キロ弱です。

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それよりも付属するステーやボルトナット材の重量の方が遙かに重たいです。

 

ワイズギアのマルチキャリアは、シート部に載せるベースが重たい(5.2~5.3kgもある)のでその様に感じただけでもあります。

 

サイドケース(E21N)への取付

サイドケースに取付けて、大きさの比較をしておきます。

ホルダー上部1箇所を斜めにしたデザインになっておりますが、サイドケースを取り付けると隠れてしまいます。

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ケースを外した時に、同乗者の乗り降りの邪魔にならないような配慮なのでしょうか?

ちょうど良いサイズ感ですね。

ホルダーの外形は、紙のA4サイズと同じ位になります。
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これから購入を考えている方向けに、分かりやすいサイズの比較をしておきます。

大きさは参考にしてみて下さい。

 

サイドケースをホルダーに取付けた際のスムーズさですが、問題ありませんでした。

ここは購入先の評価コメントには、サイドケースとホルダーの取付けが渋い点を記載される方がありましたが、私の場合それほど気にあるところはありませんでした。

 

サイドケースに取付ける際、ネジを少し緩めておき、嵌めてから固定させるとピッタリ嵌りました。

メーカー品であれ、仮固定→本固定の手順は必要になります。

どのようなモノも調整することが前提であると考えていますが、メーカー品=ポン付けだと考えておられる方のコメントなのかもしれません。

しかし、そのようなコメントも次の写真から、頷(うなず)けます。

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ネジが外れないよう、安全面を考慮してのことなのかもしれませんが、点溶接までしなくても良いのに!って。
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ここは、嵌め込みが厳しいなら、リューターで削り取るしかありません。

 

されど、上部のロックさせる部品の位置調整や、出っ張りの調整などを行うことは、購入者の責任範囲であると考えます。

また、その調整代を購入者に与えるのも、メーカー側の責任でもあると思うところはありますが、許容範囲内でしょう。

 

 

取り付けに向けて

購入したモノは問題ありませんでしたので、バイクへの取り付位置の確認を行い、ステーの製作など行っていきます。

 

この続きは、別記事にします。

 

予告

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この辺りに取り付けるつもりです。

あれ?

モノラック?

GIVIのトップケースも取り付けるの?

 

そうです。

このGIVI モノラックのフィッティング材(ステー)を使った方が、GIVI SB2000を取り付けるステーとして利用しやすいですからね。

 

 

 

取り付け完了しましたらフルパニア化されます。

ロングツーリング仕様にする予定です。