目次
はじめに
バイクのエキパイですが、ノーマルのステンレス製のものを使っています。
ノーマルを使う理由は、2重管構造になっているため焼き色が付き難く、汚れが付着しにくく洗い流しやすいからです。
そんなエキパイですが、長年乗ると焼き色は付いてきます。
ここ何年か放置してきましたので、久しぶりに研磨材を使ったクリーニング作業をすることにしました。
現状
クリーニング作業前の状態はこんな感じ。
う~ん、汚れていますね。焼き色もバッチリ入ってます。
道具
今回の磨き作業に使う研磨剤と道具は、コレ。
大まかな研磨には、100円ショップにて販売されている仕上研磨剤(青棒)と、フェルトディスクを使用します。
そして、電動ディスクグラインダー。
さらに細かなところは、ディスクグラインダーでは研磨出来ませんので、ステンレス磨き用の研磨剤を使います。
これ、表面の焼け色をとる酸性タイプの研磨剤になります。
バフ研磨作業
まずは、失敗しても目立たない箇所にて、試しにバフ掛けしてみます。
10数秒とあっという間に、ピカピカになりました。
グラインダーでは、ディスクの回転が早すぎるため、研磨すると摩擦熱が凄いですね(^_^;)
直ぐに素手では触れなくなります。
必ず手袋をして作業をしましょう。
中間パイプは単純な形状になりますので、グラインダーによるバフ掛け作業が、とても行い易く、あっと言う間に完了しました。
ここまでピカピカになると、とても気分良くなりますね!
100円ショップの研磨道具と研磨剤、どちらも使えます。
中間パイプの研磨後、いよいよ本題に入ります。
こんな複雑な形状をしたエキパイを磨きます。
出来るだけ多くの面積は、グラインダーを使ったバフ研磨して、磨き残すところはステンレス研磨剤を使った手作業としました。
大まかにグラインダーで10分程度磨き、残りの細かな箇所を手作業としました。
1時間ほど磨いたところで、疲れてきました。ソコソコ磨けたことから終了としました。
磨き作業は、磨けば磨いただけのクオリティーが出てきます。
どこかで妥協しないと終わりがありません。
私の妥協点はかなり低めですので、クオリティーも低めです。
研磨作業が完了したら、表面に付いた研磨剤による汚れを落とします。
酸性タイプのステンレス研磨剤を使いましたので、中和させる意味で、アルカリ性タイプの洗剤を使い洗い流しました。
エキパイ取付
研磨汚れを洗い流し、乾燥したらエキパイをエンジンに取り付けます。
取り付けは、両側のフランジをエキパイに差し入れることを忘れないように注意しましょう。
両側は半割り形状の押さえ金具がありますので、こちらも忘れずに取り付けましょう。
あと滅多に外さないボルトなので、錆びと焼き付き防止をするため、全てステンレスのキャップボルトに交換してあります。
そうしておくと、数年後の作業時にスムーズに取り外せます。
サイレンサーも復旧したら、エキパイ研磨作業の完了です。
全体として掛かった作業時間ですが、道具の準備から片付けまで、3~4時間掛かりました。
もっと時間を掛け、丁寧に隅々まで磨けば、磨いた分、隙間の奥からもピカピカと光ります。
面倒なので磨き易いところだけ磨きましたが、自己満足出来るくらいのキレイな状態となりましたので、ヨシとします。
最後に
今回のエキパイ磨きによってピカピカになりました。ここが、ステンレス管の良いところですね。
磨けば磨いただけ、その成果が表面に現れますので、やり甲斐があります。
年老いてきたバイクなので、良いことばかりではありません。作業の際に、エンジンヘッドカバー付近からのエンジンオイル滲み漏れを発見してしまいました。
また次の整備箇所を発見してしまいましたね(^_^;)
どうせエンジンヘッドカバーを外すなら、タペット調整も行うことになりそうです。
なんとも、手間が掛かるバイクです!
20年経過したバイクなので、コレくらいの作業は当たり前ですけどね。