イナズマ1200整備日記

イナズマ1200のバイク整備と、整備と称するDIYレベルで出来るプチカスタムを行っていきます。そんな記録とキャンプツーリングに必要な小道具類などをDIYした記録、そして旅行の記録です。

バイクシフター(ムーバー リフター)の代用品 (100均アイテムを使いバイクを滑らせ少し楽に移動)

目次

 

はじめに

バイクを自宅奥の駐車(保管)場所まで移動する際、狭い通路を通しています。

 

そんな通路は、全て直線であればよいのですが、残念ながら途中には左右へ2回も90度に曲がる必要があります。

一つ目の曲がり角はハンドル操作にて、ギリギリ曲がれます。

しかしもう一つの角は、バイクのハンドル操作では、何度切り直しても曲がることが出来きない難関となっています。

 

今までは、力任せにタイヤを浮かせて、方向転換させてきました。

ですので、バイクの方向転換をする度に思うことがあります。

 

もっと楽に移動出来ないかな?って。

 

そもそも、そんなところに駐車しなければいいじゃん!って、自分でも思います(^_^;)

 

しかし、他の趣味である分割ボートの保管用物置小屋が、車に近い方が便利であるため、優先順位の低いバイクが、一番奥まった場所に駐車するしかないんですね(泣)

 

旗竿地と呼ばれる、道路から少し奥まった土地になり、通路を有効活用出来れば、趣味の作業スペースや置き場として、良い場所にはなります。

最初に述べましたバイクの方向転換だけを除けばの話ですが。

 

不満ばかり言っていてはいけません。

バイクの方向転換を力任せに行っていましたが、少しは道具と知恵を使おうと思います。

 

一般的なバイクムーバー(シフター)

普通なら、このような

道具を使います。

リフターと言うだけあって、少しだけですがタイヤをリフトさせてます。そしてローラーでシフトします。

 

もしくはテクニックとして、サイドスタンドを使った方向転換などありますが、この位置関係では、そんなオーソドックスなメソッドは通用しないため、自分なりの方法を見つけようと思います。

 

どのような場所であるかお見せします。

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コンベックスを少し斜めにして、計測しています。190センチしかありません。

バイクの全長以下ですし、ハンドル操作ではなんともなりません。

 

(余談になりますが玄関先が、分割ボートの艤装品わ製作する時の作業場所になっています。)

 

話戻ります。

写真の左側からバイクをバックにて出してきますと、このような配置になります。

ここから、反時計回りに90度回転させ、バックにて出していくことしか、物理的に不可能な配置となります。
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さて、どんな感じにして方向転換させますかね?

 

 

便利な100均アイテムを使った簡易バイクムーバー

ここで、使う道具は100円ショップにて購入したプラスチックシート2枚になります。

材質は、ポリエチレンかポリスチレンのような、屈曲性能のある素材が適当です。

塩ビやアクリルなどの硬いプラスチックは、割れやすいため不向きな材料になります。
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1枚は厚さ1ミリ、もう1枚は厚さ2ミリになります。どちらも厚みは2ミリでも良いんですが、下側になるシートは厚みよりも少しでも大きい方が、一回で移動出来る距離が大きくとれます。

 

それでは実際の作業をお見せします。

これを、この様にセットします。f:id:Minow:20201105103944j:image

サイドスタンドを支点として、リヤタイヤを少し浮かせ、隙間にプラスチックシート2枚を、リヤタイヤの下に滑り込ませます。

シートは奥まで入れる必要はありません。

ほんの少しタイヤが乗ればよいのです。

あとで上側になる赤いシートだけ先に差し込んで、後で青色のシートを差し込んでも、上手くいきます。


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先にセットしておき、バイクのタイヤが乗るようにしてもよいのです。

が、私の目測が悪くて、なかなか思うように乗らないため、このようにセットしています。

 

 

あとは、プラスチック同士の滑り易さ(摩擦係数低減)を利用して、滑らせるだけです。

 

これ全て人力によるものと比べると、メチャクチャ軽く移動します!

 

力学的には、摩擦抵抗力の低減効果なんです。

コンクリート×タイヤ (摩擦係数メチャクチャ大きい) 

 →  プラスチック×プラスチック(メチャクチャ小さい)

と、半減以上します。

 

青色のシートが下側にしてありますが、端まで滑らせても、まだ移動量が不足しているようでしたら、下側のシートを移動させたい方向へ移動させ、差し込みます。
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こんな具合に、赤いシートの下側に奥まで差し込みます。
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そして、移動させたい方向に押すなり、引くなりって感じで、力を入れると楽に移動出来ます。

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たった200円台で実現出来る、簡易ターンテーブルみたいなものです。

もう一枚プラスチックシートがあれば、差し替えることなく一回で90度回転出来ます。

サイドスタンドも同じようにプラスチックシートの上を滑らせると、もっと楽に動かせます。

 

ちなみに、

2枚重ねたシートの上に、センタースタンドを立てて、その上で回すと、何も無い時より楽に回転します!

 

最後に

人力でも良いんですが、道具により楽できるところは、ラクしましょう!

道具も、高いから良いって訳ではありません。

金属製のリフターですと、それなりの大きさと重量になりますので、それなりの置場が必要になります。そして、バイクを移動させるための専用品にしかなりません。

(専用品として設計され、製作されてますから、当然そうなります。)

 

このプラスチックシートは、とても薄いため、普段は隙間にコンパクトに収納出来て、整備するときには工具置きや、チェーンを外した時の置き場になったりと、色々と使えて便利なアイテムです。

ダイソーさんですと、文房具コーナーにありますので、簡単に入手できます。

バイクリフター(ムーバー)があったら良いなと、思っている方がおられましたら、まずは一度お試しあれ!人力だけより楽になるはずです。

 

(追記)

その後、暇な冬に時間があったので、ステンレス材を溶接して本格的なシフターを自作してみました。

minow.hatenablog.com

更に楽に移動出来るようになりました。

リフターはプラスチックシートで代用すると楽に移動できるようになりますが、サイドスタンドだけは引っかかってしまいます。そこでサイドスタンドムーバーだけ追加するとと、比較的楽に移動できるようになります。

minow.hatenablog.com

 

minow.hatenablog.com