イナズマ1200整備日記

イナズマ1200のバイク整備と、整備と称するDIYレベルで出来るプチカスタムを行っていきます。そんな記録とキャンプツーリングに必要な小道具類などをDIYした記録、そして旅行の記録です。

スプロケット交換作業と交換後の感動

目次

 

はじめに

3連休を使って、いよいよバイクのスプロケット交換を行いました。
スプロケットナットを外すために、朝一番にて、アストロプロダクツより32ミリのソケットを購入してきました。

これで準備は整いました。

今回は、フロント側のスプロケット交換になります。

 

フロント側スプロケット交換作業

シフトペダルを外し、スプロケットカバーを外します。


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スプロケットナットの回り止めの折り曲げを、マイナスドライバーなどをあてがい、叩いて戻します。


ここで、いきなりスプロケットナットを外そうとしてはいけません。

まずは、リヤブレーキがかかるように、センタースタンドとブレーキペダルを結束バンドで留めます。
もう一人いれば、ペダルを踏んでいてもらいましょう。

その効果は、
リヤブレーキをかける。→ リヤタイヤが回らなく固定される。 → チェーンが固定される。→ チェーンで繋がっているので、フロント側のスプロケットが固定される。 → フロントのスプロケットナットが外し易くなる。

です。

 

怠ると、サイドスタンドで支えているのであれば、バイクが動いたりして、最悪は転倒して、下敷きになったりもします。

センタースタンドで止めていたならタイヤが回るだけですが、ナットを外し難いと思います。最悪はちっとも外せません。


では、リヤブレーキを掛けたところで、いよいよスプロケットナットを外していきます。

前日購入しました、エマーソンの電動インパクトレンチですが、外す最大トルクは300N・mあります。

このスプロケットナットの、締め付けトルクは、サービスマニュアルでは115N・mになります。

少しくらいナット固着していても、2倍以上のトルクなので、恐らく大丈夫でしょう!

道具を信じ力を入れて、インパクトレンチを回します。

ソケットレンチのサイズは32mmなので、こちらも必要になります。

アストロプロダクツなら店頭で600円程度で購入出来ます。

エイ!
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呆気なく外れました。

ソケットレンチはインパクトレンチ用ではありませんでしたが、破損することなく使用できましたが、強度面ではインパクト用より劣りますので、危険行為かもしれませんね。おそらく今回の1回しか使用しませんので、耐久性は求めておりません。

保護メガネをして作業行いましょうね。保護メガネは100円ショップでも販売されておりますので、安全第一に。

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あとは、このスプロケットが外れるように、最大限にチェーンを緩めます。

 

 

チェーンをあまり緩められない場合には、リヤタイヤを外す必要があります。


チェーンを緩めたら、チェーンを引っ張り持ち上げながら、スプロケットを引っ張り出します。
スプロケットを引っ張りだすのも、結構な力が要ります。歯が一つでも引っ掛かると出てきませんからね。

やはり、チェーン交換と一緒に行うべき作業だと思います。


外したスプロケットと、取り付けるスプロケットを比較します。


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仕様は、同じ歯数の15丁です。

 

写真でも分かる位に、歯の先端が少し開いていますね。
走行距離は4万キロ弱です。
経過年数の割りには、距離を乗ってないのですね。
しかし、長年良く持ち堪えましたね。

 


では、スプロケットを取り付けます。f:id:Minow:20191105084357j:image

 

このあとチェーンを張り、スプロケットが回らないようにし、スプロケットナットを締め込みます。
勿論、ボルトナットの錆び等は綺麗に取り除いてあります。固着防止や締め付けがスムーズになるように、少しグリスをつけてあります。

締め付けトルクは、サービスマニュアル通り115N・mです。

まずは軽くトルクレンチにて回しセットします。

念のため、インパクトレンチにて増し締めしておきます。

購入したインパクトレンチの締付け最大トルクは120N・mですので、インパクトレンチの締付最大トルクまで締め込めば、ほぼマニュアル通りのトルク管理と言うことになります。

この5N・mの差なんて、115N・mに対して誤差のレベルでしょう。

 

締め付けてみると、ナットの回り止めと、作業前に付けたマーキング位置にピッタリ!

メーカー出荷時は120N・mなんか~い。

 

ナットの回り止めを、折り曲げたところで、スプロケット交換の完了です。


あとは、スプロケット周りの清掃などをしながら、カバー類など復旧し完成です。


ようやくスプロケット、チェーン交換作業が完了しました。

 

今回もただの単純整備でしたが、色々なトラブルに見舞われながらも、DIYレベルにて完了することが出来ました。

 

あ~、疲れた😖💦

  

 

 

駆動系交換後に乗した感想

駆動系を整備したことで、とてもスムーズな動きとなり、快調になりました。

 

秋晴れの予報だったので、何処かしら出掛けたい気分でした。

ようやく駆動系のチェーンとスプロケットを交換しましたので、試乗してみました。


リトルボートにて海へ出るには少し風が過ぎて危険でしたので、海は諦めてバイクツーリングとしました。

ツーリングと言っても所詮、街乗りなんですけどね。 

 

そんな街乗りでも、実感出来たことがあります。

それは、駆動系を交換した効果が、何とも素晴らしいこと!

実にスムーズに良く回ります!走ります!


スムーズに走りますので、当然滑らかに曲がります。これが何とも気持ち良い~。


肝心のリヤスプロケットの歯数を44から42へ変更した違いは、良く分かりません(^_^;)
敏感な方だと思っていましたが、良く違いを感じません。

低速時の操作が少しマイルドになったのかな?

 

値段(安さ)で決めた歯数だったので、歯数の違いによる加減速やトルクの違いが、ハッキリと分からないことはある意味良かった🙌

標準に拘る必要なし、体感的に大差なしと言えます。

 

久しぶりに快調なイナズマに乗りましたね。

20年経過したバイクなのに、新車レベルに戻った感じがしたことに、感動です!

 

 

オイル交換

長く付き合うバイクに感謝の意を込め、暫く放置し劣化したエンジンオイルを交換するため、レッドバロンへ持ち込みました。

 

オイルリザーブシステムのオイルは、モチュールのソコソコ高級なグレードになります。

それが、オイル単価も安いし、交換工賃も安いし、廃油処理もしなくて済みますので、便利なサービスです。

廃油処理材を購入するのも、オイルを購入してくるのも面倒ですからね。

 

DIY好きの私ではありますが、オイル交換はこのサービスを利用しています。

 

店長からは、久しぶりに乗ったんですねって?
店長、久し振りにお会いしましたが、良く覚えてましたね。

1年に1回は、保険更新にて顔を出すようにしていますが、そんなレアな客の顔と名前を覚える店長の能力は流石です。

尊敬します。

 

バイクに適したシーズンも残り少なくなりました。

これから、少しでも長く楽しみたいと思います。