イナズマ1200整備日記

イナズマ1200のバイク整備と、整備と称するDIYレベルで出来るプチカスタムを行っていきます。そんな記録とキャンプツーリングに必要な小道具類などをDIYした記録、そして旅行の記録です。

チェーン交換作業、スプロケット取外作業

目次

 

はじめに

タイトルのチェーン交換にあわせて、一緒にスプロケット交換をしようと、準備作業に入りました。

準備作業と言っても、チェーンやタイヤなど外す前に、ボルトナット類を一度緩めておくことです。

 

スプロケット交換の準備作業

タイヤやチェーンを分解し、単体となったスプロケットの固定ボルトを、分解後に単体の状態にて外そうとしても、人力ではなかなか外せません。

チェーンにて固定されていないと大変です。


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そこで、メガネレンチにて緩めていきます。
何本か緩め、幸先よく作業が進むかと思いました。

が、そうは甘くはなかった⤵️

普段から作業される方なら、直ぐにピンときたと思います。

ナットを外そうとしている箇所が、20年近く外したことのない、鋼材同士の接合部ですからね。

そう簡単にはいきませんでした。


そうです。ナットの固着になります。そして力の入れ過ぎからくる、ナット頭のナメナメです。

ハンマーなどにて、叩きながら行うべきでした。

 

下の写真の左側のナットになりますが、完全にナメました⤵️⤵️

ヤバ~イ

 


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こうなった以上、ナットを破壊してでも、何としても外すしかありません。


まずは、強力なインパクトレンチを使い、エクストラクターで外す?

13ミリナットにヤスリ整形しトライする?
パイプレンチで強引に回す?

と、色々と外す方法がありますが、趣旨から外れていくので、これは次回のネタにします。

 

 

チェーン交換作業

気を取り直して、よ~く考えます。

チェーン交換が第一の目的であり、スプロケット交換は第二の目的なんだと。
スプロケット交換を今回は諦め、チェーン交換だけ行いましょう!と、気持ちを切り替えます。

まだ、スプロケット交換時期ではないのですが、チェーンと一緒に交換したほうが良いよ!と言うレベルだからです。


気持ち切り替え、すぐにチェーン交換作業に移ります。

古いチェーンを、チェーンカッターにて外します。


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コレ、昔 販売されていたものです。

アルミ材で強度弱いですよね。そして高額でした。


今、販売されているもので、形や構造、材質が近いものは、キジマのチェーンカッターになります。

値段が半額から1/3と安くなってる!

 


チェーンの留め方ですが、ピン先端がカシメタイプなので、切るのではなく押して抜きます。


ジョイント部を抜き終ると、チェーンがダラダラと垂れてきます。

そこで焦ってチェーンを抜いてはいけませんよ。

まだ古いチェーンには、まだ大事な役目がありますから。

それは、古いチェーンをガイドの役目をさせて、新しいチェーンを通すこと!

 


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古いチェーンと、新しいチェーンを仮に繋ぎ合わせます。
私は今回、結束バンドを使いました。

新しいジョイント部を使うはずが、ピンの太さが微妙に異なりました。
新しいチェーンの方がピンの径太くて、古い方に入りません。

仮に繋がりさえすれば良いため、簡易に繋げ、あとは古いチェーンを引っ張るだけで、新しいチェーンが、全体に巻けます。


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この仮繋ぎを知らないで過去に作業した時は、チェーンを通し直すだけでのことで、フロント側のスプロケットカバー外したり、チェーンカバー外したりと、付帯する作業を沢山発生させてしまいました。時間も多く費やしました。

 

※もし、スプロケット交換も同時に行うなら、外した方がフロントスプロケット周りの清掃が行いやすいので、その時は全て外す方法をおススメします。


チェーンを繋ぐ前には、忘れてはいけない作業があります。
それは、リヤのアクスルシャフトを緩め、チェーンアジャスターを前側に押しておくこと。
そうしないと、チェーンが伸びた状態を基準にして、チェーンをセットしてしまうことになりますから。

チェーンアジャスターに、それなりの余裕代があれば、少しくらい間違えても何とかなりますけどね。

でも、間違ってチェーンを短くカットし過ぎてしまわぬようにはしてくださいね。

(短くカットし過ぎたら、ジョイント材にて繋ぐだけですけど、気分的なダメージが大きいです。)

 

交換残作業としては、繋ぐだけです。

繋ぐ前には、ジョイント材の周りには、たっぷりグリスアップし、プレートでサンドイッチします。そして、プレートをピン2本に圧入します。
この作業も専用工具を使ったので、何のトラブルも無く、スムーズに作業出来ました。
チェーン交換作業には、専用工具を使わないと、素人には大変だと思います。


プレートを圧入したら、あとはピンの頭を、カシメるだけです。

チェーン交換だけなら、あっと言う間に完成!


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あとは、チェーンのハリを調整し、リヤアクスルシャフトを締めこんで、調整作業も完了します。

 

新品のチェーンと言えど、チェーングリスをスプレーにて塗ったら本当にオシマイ。

 

交換後の感触

チェーン交換したら、まずは試し乗りをしてみます。

押して取り回しただけで、違いが分かりますよ。

車体の動きがとても軽い!

 

最初に走り出して分かりますよ。
滑らかだから!

 

何だか、乗ってて笑っちゃいます。

滑らか過ぎて!

 

軽く試し乗りするだけのつもりが、その後、暫く家には戻りませんでした(笑)

 

気持ち良すぎて、何処まででも走りたくなってしまったからね。

 

でも、走りながらも、ナメたナットをどう処理するか頭によぎります。

とても後味の悪いチェーン交換になってしまいました。

 

長く所有しているだけあって、こんなボルトナットのナメとも長く付き合う事になりますね。

 

毎回、バイク整備作業は、何かしらのトラブルを発生してくれます。
その度に、対処しますが、何故か愛着がわいてきます(笑)

 

って、トラブル無いのが、一番良いに決まってるやろー!