目次
はじめに
タイトルのチェーン交換にあわせて、一緒にスプロケット交換をしようと、準備作業に入りました。
準備作業と言っても、チェーンやタイヤなど外す前に、ボルトナット類を一度緩めておくことです。
スプロケット交換の準備作業
タイヤやチェーンを分解し、単体となったスプロケットの固定ボルトを、分解後に単体の状態にて外そうとしても、人力ではなかなか外せません。
チェーンにて固定されていないと大変です。
そこで、メガネレンチにて緩めていきます。
何本か緩め、幸先よく作業が進むかと思いました。
が、そうは甘くはなかった⤵️
普段から作業される方なら、直ぐにピンときたと思います。
ナットを外そうとしている箇所が、20年近く外したことのない、鋼材同士の接合部ですからね。
そう簡単にはいきませんでした。
そうです。ナットの固着になります。そして力の入れ過ぎからくる、ナット頭のナメナメです。
ハンマーなどにて、叩きながら行うべきでした。
下の写真の左側のナットになりますが、完全にナメました⤵️⤵️
ヤバ~イ
こうなった以上、ナットを破壊してでも、何としても外すしかありません。
まずは、強力なインパクトレンチを使い、エクストラクターで外す?
13ミリナットにヤスリ整形しトライする?
パイプレンチで強引に回す?
と、色々と外す方法がありますが、趣旨から外れていくので、これは次回のネタにします。
チェーン交換作業
気を取り直して、よ~く考えます。
チェーン交換が第一の目的であり、スプロケット交換は第二の目的なんだと。
スプロケット交換を今回は諦め、チェーン交換だけ行いましょう!と、気持ちを切り替えます。
まだ、スプロケット交換時期ではないのですが、チェーンと一緒に交換したほうが良いよ!と言うレベルだからです。
気持ち切り替え、すぐにチェーン交換作業に移ります。
古いチェーンを、チェーンカッターにて外します。
コレ、昔 販売されていたものです。
アルミ材で強度弱いですよね。そして高額でした。
今、販売されているもので、形や構造、材質が近いものは、キジマのチェーンカッターになります。
値段が半額から1/3と安くなってる!
チェーンの留め方ですが、ピン先端がカシメタイプなので、切るのではなく押して抜きます。
ジョイント部を抜き終ると、チェーンがダラダラと垂れてきます。
そこで焦ってチェーンを抜いてはいけませんよ。
まだ古いチェーンには、まだ大事な役目がありますから。
それは、古いチェーンをガイドの役目をさせて、新しいチェーンを通すこと!
古いチェーンと、新しいチェーンを仮に繋ぎ合わせます。
私は今回、結束バンドを使いました。
新しいジョイント部を使うはずが、ピンの太さが微妙に異なりました。
新しいチェーンの方がピンの径太くて、古い方に入りません。
仮に繋がりさえすれば良いため、簡易に繋げ、あとは古いチェーンを引っ張るだけで、新しいチェーンが、全体に巻けます。
この仮繋ぎを知らないで過去に作業した時は、チェーンを通し直すだけでのことで、フロント側のスプロケットカバー外したり、チェーンカバー外したりと、付帯する作業を沢山発生させてしまいました。時間も多く費やしました。
※もし、スプロケット交換も同時に行うなら、外した方がフロントスプロケット周りの清掃が行いやすいので、その時は全て外す方法をおススメします。
チェーンを繋ぐ前には、忘れてはいけない作業があります。
それは、リヤのアクスルシャフトを緩め、チェーンアジャスターを前側に押しておくこと。
そうしないと、チェーンが伸びた状態を基準にして、チェーンをセットしてしまうことになりますから。
チェーンアジャスターに、それなりの余裕代があれば、少しくらい間違えても何とかなりますけどね。
でも、間違ってチェーンを短くカットし過ぎてしまわぬようにはしてくださいね。
(短くカットし過ぎたら、ジョイント材にて繋ぐだけですけど、気分的なダメージが大きいです。)
交換残作業としては、繋ぐだけです。
繋ぐ前には、ジョイント材の周りには、たっぷりグリスアップし、プレートでサンドイッチします。そして、プレートをピン2本に圧入します。
この作業も専用工具を使ったので、何のトラブルも無く、スムーズに作業出来ました。
チェーン交換作業には、専用工具を使わないと、素人には大変だと思います。
プレートを圧入したら、あとはピンの頭を、カシメるだけです。
チェーン交換だけなら、あっと言う間に完成!
あとは、チェーンのハリを調整し、リヤアクスルシャフトを締めこんで、調整作業も完了します。
新品のチェーンと言えど、チェーングリスをスプレーにて塗ったら本当にオシマイ。
交換後の感触
チェーン交換したら、まずは試し乗りをしてみます。
押して取り回しただけで、違いが分かりますよ。
車体の動きがとても軽い!
最初に走り出して分かりますよ。
滑らかだから!
何だか、乗ってて笑っちゃいます。
滑らか過ぎて!
軽く試し乗りするだけのつもりが、その後、暫く家には戻りませんでした(笑)
気持ち良すぎて、何処まででも走りたくなってしまったからね。
でも、走りながらも、ナメたナットをどう処理するか頭によぎります。
とても後味の悪いチェーン交換になってしまいました。
長く所有しているだけあって、こんなボルトナットのナメとも長く付き合う事になりますね。
毎回、バイク整備作業は、何かしらのトラブルを発生してくれます。
その度に、対処しますが、何故か愛着がわいてきます(笑)
って、トラブル無いのが、一番良いに決まってるやろー!