イナズマ1200整備日記

イナズマ1200のバイク整備と、整備と称するDIYレベルで出来るプチカスタムを行っていきます。そんな記録とキャンプツーリングに必要な小道具類などをDIYした記録、そして旅行の記録です。

リヤブレーキキャリパーオーバーホール

目次

はじめに

バイクに限らずブレーキって、とても安全性に関わる重要な部品です。

そのブレーキに関するメンテナンスは、純正であれカスタム品であれ、そんなの関係なく、必ず経年劣化してくるパーツがあります。

それは、ブレーキフルード、ブレーキパッド、キャリパーのゴムピストンシール、マスターシリンダー周りなど、いわゆる消耗品です。

ブレーキパッド以外は、ほぼ液体とゴムパーツになり、経年劣化するところになります。

とりわけて、外見だけで交換時期が分かるのが、ブレーキパッドになります。

その残量が、限界を迎えていましたので、交換することにしました。

オーバーホール作業

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残量がギリギリでしたね。

少し残っているように見えます?

いやいや。 フルードパッドを押さえている棒状のバネがあります。その太さより薄くなってはいけません。 バネ同士が干渉してしまい、ブレーキがキチンと効かなくなります。 これは、使用限界まで使い切ったと言えましょう。

そこでブレーキパッドだけ交換することにしました。 パッド交換作業にとりかります。

どうせ捨てるブレーキパッドなので、バールを入れパッドを戻そうとします。 テコの原理にて押し広げますが、ブレーキピストンがなかなか戻りません。

ダメです! ピストンの固着です。

直ぐにブレーキフルードを、抜きます。

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ブレーキフルードをある程度抜いたら、キャリパーを外します。

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新しいブレーキパッドと比較もします。

長年使用していますデイトナの赤パッドになります。

この赤パッドは、他の歴代のバイクも含めて、ずっ~とコレしか使ってません。

今回はそんな話ではありませんでしたね。

ピストンの固着は、とても酷く、ブレーキピストンプライヤーを使って、ゴリゴリと回しながら引き抜きました。

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キャリパー内部は大丈夫そうです。 清掃だけして戻すことにします。

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ピストンは、研磨材で磨いてピカピカになりました。 ピンもドリルで挟み、回しながら磨きました。

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シール類は、用意していなかったため、そのまま組み戻します。 用意しておけば良かったのですが、ダメなら、また分解します。

ここからは、キャリパーを組戻します。

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完全には汚れは落とせませんでしたね。

シミみたいなものです。 年相応ということで、良しとしましょう。 大事なのは、ピストンの動きがスムーズかどうかですからね。

車体にセットしたら、ブレーキフルードエア抜きをします。

作業中にあちらこちらに垂れたフルードフルードを洗い流し、乾燥させたら作業完了です。

滲み漏れは必ずチェックしましょうね!

これだけで3時間くらいの作業ですね。

工具などの準備作業が無いガレージなら、もっも早く楽に終われるのに!

もう1つの趣味である分割ボート釣りの改造作業もあるので、少し作業環境を整えないと、とても効率が悪いため、こちらも改善が必要です。