目次
はじめに
バイクに限らずブレーキって、とても安全性に関わる重要な部品です。
そのブレーキに関するメンテナンスは、純正であれカスタム品であれ、そんなの関係なく、必ず経年劣化してくるパーツがあります。
それは、ブレーキフルード、ブレーキパッド、キャリパーのゴムピストンシール、マスターシリンダー周りなど、いわゆる消耗品です。
ブレーキパッド以外は、ほぼ液体とゴムパーツになり、経年劣化するところになります。
とりわけて、外見だけで交換時期が分かるのが、ブレーキパッドになります。
その残量が、限界を迎えていましたので、交換することにしました。
オーバーホール作業
残量がギリギリでしたね。
少し残っているように見えます?
いやいや。 フルードパッドを押さえている棒状のバネがあります。その太さより薄くなってはいけません。 バネ同士が干渉してしまい、ブレーキがキチンと効かなくなります。 これは、使用限界まで使い切ったと言えましょう。
そこでブレーキパッドだけ交換することにしました。 パッド交換作業にとりかります。
どうせ捨てるブレーキパッドなので、バールを入れパッドを戻そうとします。 テコの原理にて押し広げますが、ブレーキピストンがなかなか戻りません。
ダメです! ピストンの固着です。
直ぐにブレーキフルードを、抜きます。
ブレーキフルードをある程度抜いたら、キャリパーを外します。
新しいブレーキパッドと比較もします。
長年使用していますデイトナの赤パッドになります。
この赤パッドは、他の歴代のバイクも含めて、ずっ~とコレしか使ってません。
今回はそんな話ではありませんでしたね。
ピストンの固着は、とても酷く、ブレーキピストンプライヤーを使って、ゴリゴリと回しながら引き抜きました。
キャリパー内部は大丈夫そうです。 清掃だけして戻すことにします。
ピストンは、研磨材で磨いてピカピカになりました。 ピンもドリルで挟み、回しながら磨きました。
シール類は、用意していなかったため、そのまま組み戻します。 用意しておけば良かったのですが、ダメなら、また分解します。
ここからは、キャリパーを組戻します。
完全には汚れは落とせませんでしたね。
シミみたいなものです。 年相応ということで、良しとしましょう。 大事なのは、ピストンの動きがスムーズかどうかですからね。
作業中にあちらこちらに垂れたフルードフルードを洗い流し、乾燥させたら作業完了です。
滲み漏れは必ずチェックしましょうね!
これだけで3時間くらいの作業ですね。
工具などの準備作業が無いガレージなら、もっも早く楽に終われるのに!
もう1つの趣味である分割ボート釣りの改造作業もあるので、少し作業環境を整えないと、とても効率が悪いため、こちらも改善が必要です。