目次
はじめに
スロットルホルダー・ワイヤー交換作業を行いましたが、薄型ハンドルスイッチ取付は、問題点が多くて先送りしていました。今回、その取り付け作業だけであるため、番外編としました。
そもそも、ハンドルスイッチは社外品に交換しなくても、ちゃんと機能していますので、見た目だけの変更となります。
経緯を詳しく説明しますと、先日スロットルワイヤーを更新する目的として、社外品へ交換することにしました。
その際、別体のスロットルホルダーを取付ることになりますが、併せて幅の狭い薄型ハンドルスイッチに交換する必要があります。
そんな交換作業の途中でしたが、最後は時間的都合により、純正のスロットルホルダー一体型ハンドルスイッチを切断することにしました。
これを、やっつけ仕事と言います。
でも人によっては、これでもアリな形になります。
私には、あくまでも仮の取付状態になります。それは、部品を購入し、作業の途中で投げ出す訳にはいきませんから。
最後までヤリ切ります。
※もっと、近い配線の形をした車種を選んだ方が、こんな手間はありません。
どんな車種の配線タイプでも、今回の手法なら参考になると思います。
もっと、楽に行える方法(配線の途中で繋ぎ合わせる方法)もありましたが、敢えてチャレンジしました。
現状把握(配線図と実配線の対比)
こちらは、アクティブ スイッチキットTYPE-2の配線(CB1300SF用)のうち、カプラーに差し込んであった平端子を分解したもの。
平端子は9ピンしかありません。
対して純正の配線は、12端子あります。
純正配線は、13箇所の配線先に対して12端子と言う、ほぼ1対1という、ある意味シンプルな配線構成になります。
アクティブのスイッチも純正と同じ13カ所の配線先があります。スイッチの構成も同様になりますので、純正と対応した配線先を一致するよう、純正カプラーに付け替え配線すれば良いだけです。
なので、改造と言ってもあまり考える必要はありません。
物理的には、カプラーに入る平端子が有れば、簡単に変更出来ます。
平端子が有ればですけど。
アクティブハンドルスイッチ配線は、途中で切断されていた若葉色の配線長さに切り揃えても、十分な長さがあります。
全て若葉色と同じ長さに切り揃え、平端子を取り付け、カプラーに配線することにし、作業を進めることにしました。
配線は事前に確認し、配線色対応表を作成しましたので、それを基に確認しながら進めることとします。
配線改造作業
アクティブ ハンドルスイッチの配線長さを切り揃え、新たに端子を取り付け、純正カプラーに差し替えることで進みます。
カプラーに使われる端子は、平端子なので、大きさから110型と思い込み作業進めることになります。その端子を配線にカシメ、カプラーに取り付けることとしました。
平端子110型になりますが、オスタイプだけ欲したかったので、秋葉原の電気街にてバラ売りを購入してきました。
1個10円(税抜)ですからね。安い!
しかしこれが、あとで無駄になるとは・・・・。
取付作業
ブレーキスイッチの配線長さが短かったので引き出し、カプラー側の配線長さを若葉色に揃え、不要な長さ分を切断して、・・・と進むはずでした。
ブレーキスイッチのカプラーは、L字型の平端子は同じですが、これがビミョーに形状が異なります。
カシメる方向が、左右と言うのか裏表と言うのか、魚で言うところのヒラメとカレイの違いくらいです(^_^;)
しかし、ここの端子はカプラー無しでも差し込めますから、問題なし。
この後、車体側のカプラーに問題が・・・。
何?
平端子110型だと、純正品のカプラーに入りません⤵️
暫く、よく考えます・・・ チーン!
よしっ!
配線は純正を使い、ハンドルスイッチのボックス側をアクティブのハンドルスイッチボックスを使うことにしよう!
そうなると、ハンドルスイッチ内部のハンダ付けされる端部を、ハンダコテを使って全て外し、配線変更することになります。
面倒臭い上に、手先の器用さが求められますからね。
しかし、ヤルと決めたら最後までヤリ切りますよ。
純正ハンドルスイッチを、分解します。
アクティブ ハンドルスイッチ側も分解します。
2本の配線から、ハンダコテ取り付け部を外していきます。
こんなゴミゴミした配線なので、結構手間かかります。
写真のように、斜めにハンダコテ付けしないと、スイッチに配線が収まりません。
配線を手で押さえられませんので、配線クリップは、万力で代用します。
純正ハンドルスイッチの配線色と、アクティブ ハンドルスイッチの配線色との対比表になります。(自作です。間違っていたらゴメンナサイ。でも、私はこれで無事に作業完了し、走れる状態になりました。)
配線し終わったら、スイッチ部を組み立て、ハンドルに取り付けたら、カプラーはヘッドライトのケースに収め、ヘッドライトを復旧したら、作業完了となります。
ハンドルスイッチを交換しましたが、純正ハンドルスイッチを切断したものと、見た目は大差無しと感じております。
でも、少しクオリティーが上がった?
嫌々そんなこと有りません。スイッチのプラスチック部は、クオリティーが低めです。
純正品の方が、プラスチック素材がハイクオリティーです。
何てこった!
手間を掛けた割に、見た目だけのアップです。
性能アップは有りませんから、正直、ここはコストパフォーマンスは低いと感じています。
最後に
ワイヤーと言う消耗部品を、単純交換するだけだったはずなのに、結果としてカスタムしてしまいました。
その付随する他のパーツも含めて、ハンドル周りのパーツが、結果的に短期間で全て入れ替わってしまいましたね。
結果良しとします。
これで、暫く安心して乗れますね。