今春に足漕ぎカヤックを購入してから数ヶ月間、その艤装品製作と既製品の取付け改良など、時間と労力の多くを費やしてきた。そのため暫くバイク活動から遠ざかっていました。
カヤック艤装品の取付等が一段落してきたので、久しぶりにバイク整備をしました。現在の昼間の気温は35℃前後と暑すぎて屋外作業はしたくありませんので、ほぼ室内作業で出来る作業としました。
塗装時に数分だけ暑い屋外で作業し、塗料が硬化するまで涼しい室内で休憩する。これを繰り返すことでツラい思いすることなく重ね塗り出来ますので、春から放置してきたリアフェンダー(バイク購入時のオリジナル)の塗装作業をしました。
まずは地味で楽しくないけれど塗装の重要な作業となる下地処理からです。
まず不要なクッションスポンジを取り除きました。
クッションスポンジのテープ部の糊がしっかり付着しており、ペン型ピンバイスにリューター用ワイヤーブラシを取付け、ブラッシングしながら取り除きました。
隅っこの塗装面には同じワイヤーブラシを使い軽く目荒らしし、広い面はサンドペーパーを使い目荒らし下地処理しました。

クッションスポンジのテープを取り除いたら、ABS素材(黒色)まで剥がれてしまいました。
そこで黒色のABS部にミッチャクロンマルチを吹付け硬化した後、近似色のスバルのライトシルバーメタリックを使い下塗りしました。
このライトシルバーメタリックを仕上げ色としても良かったのですが、随分前に製造中止となり入手困難となったMCペインターのフラッシュシルバーメタリックカラー(Y2D)を、最終クリア塗装の前の1層として使うことにしました。
2本ストックしていたこの缶スプレーを、今後使わないまま経年劣化し、無駄に廃棄することになりそうでしたので、今回の塗装に使用しました。

懐かしいですね〜
Y2Dの記載文字が時代を感じます。
屋外でゆっくり塗装していると、蚊の猛襲を受けるので、数スプレーして退避、数分後に数スプレーして退避、これを7〜8回くらい繰り返し重ね塗りしました。なので作業風景の写真は1枚もありません。
シルバー塗装が硬化した後、最終層にクリア塗装を複数回行い艶出ししました。
凸凹面が少し残った箇所が出来ましたが、そこはクッションスポンジにて隠れる箇所なので良しとしまきた。
全体をコンパウンドにて磨き艶出ししました。
自覚しているのですが、パット見綺麗なら良しとするところの妥協点は低いんですよね〜。
次は黒色のプラスチック部品になりますが、白く劣化した箇所が見られましたので、コンパウンドを使い磨き、クリーニングしました。
多少綺麗になったのですが、艶が無いのでプラスチックのコーティング剤を使い艶出し処理しました。

コーティングだけでは艶が少なかったので、シリコンスプレーを全体に吹付け、キッチンペーパーにて擦り付けながら、余分な油分を取り除き艶出ししました。
シリコンスプレーの甲斐あって、ツヤツヤピカピカになりました。
全てのパーツ処理が終わったところで組立てました。

この後3Dカーボンラインテープ(3cm幅)を貼付けたのですが、以前に取付け保管してあったラインテープの残紙を型紙として利用し、ラインテープを製作しました。

マスキングテープをガイドとして先に貼り、ラインテープを沿わせるように貼ることで、ミスなく一発で貼付けられました。


ガイドと型紙のお陰で端部は綺麗だし、左右対称に貼れました。



これでリアフェンダーの再塗装が完了しました。が、これは予備品なのでバイク本体としては全く変わりはありません。
まだ再塗装し交換したいパーツが他にもありますので、部品を入手したら塗装作業しようと思います。



