目次
はじめに
ガソリンタンク下部には、フューエルコックとフューエルゲージとの接続部分にゴムパーツが使われています。ゴムパーツの耐用年数は20年位は有ったのかもしれませんが、部品代二千円程度だったので、10年程前に早めに交換しました。
それからもう10年以上経過しましたので、今回も同じタイミングにて交換することにしました。
コック内部のゴムは20年以上経過し、今回初めて交換しました。
部品調達
フューエルコックゴムパーツ
フューエルコック内部にはゴムパーツが使われていますが、オーバーホールしたくても内部ゴムパーツの供給はありません。スズキのフューエルコックは、アッセンブリ交換となります。
因みに、参考までにフューエルコックをアッセンブリにて購入すると、1万円程度となります。
部品番号:44300-03FK0 (以下の商品検索は44300-03FK1になります)
すでに廃盤?
部品供給がなくなってしまっては、とても困ります。
そもそもバイク用のフューエルコックを製造するメーカーは数少なく、そこからバイクメーカーへ卸していそうだろうと。
そこで、バイクメーカーをヤマハに変えてパーツ検索してみたところ、ヤマハのパーツリストから、同じような形のゴムパーツが販売されるようでした。
このゴム部品流用は以前から知っていましたが、交換するのは今回初めてになります。駄目でも仕方ないこととし、購入し交換することにしました。
フューエルコック パッキンゴム 420円位
部品番号:24523-00
部品番号について、中間の5桁数字以降のみ記載しています。ヤマハのパーツ検索システムを使い、XJR1200か1300のパーツリストから調べて、ネット購入しました。
このニコちゃんマークのようなゴムは、劣化するとガソリンタンクを外したい時、しっかり閉まらないためホース口から漏れ出てきます。
フューエルコックシールゴム 230円位
部品番号:24534-01
このOリングが劣化してくると、コックからガソリン漏れに繋がります。これは交換しておきたいゴム部品です。
以下はまだスズキから部品供給がありましたので、純正部品としました。
フューエルコックジョイントガスケット 150円位
部品番号:44348-87420
ボルトガスケット ✕必要数2個 2個で130円位
部品番号:09168-06026
フューエルレベルゲージゴムパーツ
ガソリンタンクにはフューエルコックの他にレベルゲージが取付られており、そこにもゴムパーツが使われています。
数百円の部品交換のために、何度もガソリンタンクを外し、更にガソリンを抜取り、部品交換などしたくはありません。
フューエルコックのゴムパーツ交換に合わせてレベルゲージ周りのゴムパーツ交換も行いました。
燃料レベル計パッキン 600円位
部品番号:34825-03F00
燃料レベル計取付ボルトガスケット ✕必要数4個 4個で420円位
部品番号:09168-06023
今回交換するガソリンタンク下部に使われているゴム部品代は、合計しても2000円位になりました。
交換作業
ガソリンタンクのフューエルコックのゴム部品交換しました。
と言葉では簡単ですが、意外と作業量は多めです。
前作業
まず最初にタンクからガソリンを抜く作業から始まりますからね。車のガソリンタンクへおおかた入れ、作業後にバイクがガソリンスタンドまで走れる分だけガソリン携行缶に残しておきました。
この作業だけで一仕事でした。
普段やらないなので手際悪くて、これだけで1時間くらい費やしました。
それからようやく本作業となりました。
フューエルコックゴムパーツ交換
コックからガソリンホースを外し、ガソリンタンク下の配線を一つ外し、タンクを外します。
ガソリンタンクを外し、ひっくり返すと
交換するフューエルコックと燃料レベル計のゴム部品交換となります。
燃料コックを外していきます。
ボルト2本を外すと、コックは外れました。
ここからネジ2本外し、コックレバー部を分解しました。
分解してみると、購入しておいた部品と全く同じ形状をしたゴム部品でした。
並べて新旧のゴム部品を比較しましたが、全く同じでした。使用してきたゴムは20年経過しましたので、ヒビ割れまでは至ってませんでしたがカチコチで交換時期限界だと思いました。
ガソリンが漏れ出すのは、時間の問題だったはずだと
部品をクリーニングしたあと、組み戻すだけ
コックのOリングには、滑り良く組込みやすいようシリコングリスを薄く塗り、押し込む様にして組立てました。
シリコングリスを塗っておかないと、コックを捻る際に大変な力が必要となります。
ガソリンタンクとコックとの間にあるゴムパッキンを組み込み
ガソリンタンクへコックを組付けました。
フューエルレベルゲージゴムパーツ交換
次にフューエルレベルゲージのパッキン交換しました。
周りが汚かったので、先ずはクリーニングから
そしてボルトを外し、レベル計を外しました。
錆びが酷い!
タンクの中を覗いてみると?錆びが結構溜まっておりました。
レベルゲージとあわせてタンクの錆取りし、クリーニングしておきました。
内部の錆取り処理をしておけば良かったかな?と、思いつつも組戻しました。
ボルトのワッシャーには薄くグリスを塗り取付けました。
ガソリンタンクを車体に取付けたら、配線とホースを接続し、タンクをボルト固定し取付完了となりました。
最初に抜いておいたガソリン携行缶からガソリンタンクへガソリンを入れました。
片付け後に少し休憩したら、ガソリンスタンドにて満タンにしてきました。
最後に
このガソリンタンクへの作業量は、意外と多いんです。
フューエルコックのゴム部品交換することがメイン作業でしたが、合わせて行ったレベル計もゴムがカチコチで劣化しており、一緒に行っておいて正解だったかなと
この一年くらいはゴム部品を交換してばかりいますが、これでようやく先が見えてきたのかな?
まだ交換したいゴム部品が思い当たる箇所がありますが、蚊が出てきましたのでバイク整備のシーズンはそろそろ終わりなのかな?
バイク整備の再開は、半年後の冬になろうかと思います。
少し乗ることだけはまだ楽しめそうなので、出来れば軽くツーリングしたいと考えています。