目次
動機
先日、ブレーキとクラッチのマスターシリンダーをB-KING用の新品未使用品に交換し、性能的にアップしました。
更に、レバーも調整機能が追加されたことで、レバー操作性もアップしました。
しかし、交換に伴いマスターシリンダーの一体型タンクが、フロントビキニカウルと干渉したため、ハンドルポストを緩め角度を変え逃がしたところ、ハンドルグリップが握り難くなってしまいました。
握りにくいと言っても許容範囲内なのですが、どうもしっくりときません。
ハンドル角度を戻そうにも、カウルとマスターシリンダーが干渉するため、もう調整代がありません。
調整代を増やすために、セットバックさせたハンドルポスト(ブラケット)に変更するか、丁度いい曲がりのハンドルに交換するしかありません。
とは言えハンドル交換では、調整代の確保は期待出来ませんので、確実なハンドルポスト交換にて、オフセットさせることにします。
想定内のことではあります。
はじめの話が、長げーよ(^_^;)
それこそ、想定外だよ💢
寸法計測と購入品
ハンドルポストをオフセットさせると言っても、ノーマル寸法を知らないのでは、お話になりません。
早速、計測してみます。
ノーマルのハンドルポストは、高さ40mm。
オフセットは?mm。
元々、オフセットしているので、更なるオフセットさせるってことです。
これ、どう表現したら良いのやら(^_^;)
取付け穴が、そもそもオフセットしてます。
角度と高さ、取付穴の位置で決まる寸法なのですが、角度の計測するのも面倒くさい。
ノーマルの高さは、ソコソコありますから、同じくらいの高さで、オフセットさせる量を調整出来るハンドルポストを、アフターパーツメーカーから探します。
ネット検索しますと、定番のハリケーン、ポッシュフェイス、アントライオンにてラインナップされています。
マイナーバイクであっても、取り付け方法と寸法などは、他のバイクと同様ですので、ここのカスタムパーツは、存在しました。
安心しました~。
ハリケーンのハンドルポスト(ハンドルブラケット)では、CB400SFやXJR400/1200など、とてもメジャーなバイク達と同じ部品です。
ポッシュフェイスのカタログには適合車種に記載がない!ですが、ポッシュには不人気車の記載がないだけで、ちゃんと適合します。
トップブリッジへの取付方法が、2つ穴タイプでなく、M10ネジによる一つ穴タイプを選べば良いのです。
結局、選んだのはポッシュフェイスのスーパーバイクポジションブラケットになります。
取付け穴が3つあり、調整できるからです。
ナチュラルカラーであるシルバー系ではなく、何と不人気色のレッドを選びました。
車体色がシルバーなので、主張しないカラーリングであるシルバーが好みなんですが、レッドカラーを安売りしていたこと、加え、先日交換したばかりのレバーアジャスト部のレッドカラーに合わせ、統一感を出すため選びました。
単にコスト面で妥協しただけなんですけど、
オフセットさせることが目的ですから、カラーリングなんて問題なし!
って言ったものの、ハンドルポストは、ライダーから一番目立つところにありますから、嫌が上でも気になりますよね。
一番重要なオフセット量なのですが、取り付け穴が3つあり選べます。
そのうち、真ん中の穴でセットすることにしました。
高さはほぼ同じです。(見た目だけで判断しています。)
私にとっては、オフセット量が重要なんです。
トップブリッジの取り付けに必要なボルト長さは18ミリ、さらにハンドルポストのネジに食い込ませるだけの長さが必要なので、25ミリ程度は必要です。
付属のボルトは25mmでしたので、使用しました。
取付作業
それではここから、取り付けの話なんですが、交換なんて超ー簡単です。
ノーマルのハンドルポストを外し、付け替えるだけです。
注意点としては、組み立てる時に、全体を仮組しておき、全てのボルト類の締め付けは、最後に少しずつ行っていくことくらいです。
他にハンドル角度の調整、マスターシリンダー(レバー)の角度調整、ミラーの調整がありますので、時間だけはかかります。
【取付前】ネジを緩めた後
【取付後】
ハンドルポスト後端がトップブリッジから、数ミリ少し飛び出してしまいました。
が、見た目は許容範囲内です。
取付てみると、カラーリングは意外にも違和感なし🎵
むしろ、レッドで良かった!
飛び出させたくないなら、アントライオンの商品か、CB1300SFの純正部品くらいで良いはず。
感想
ハンドルポストをオフセットさせたことで、ハンドル角度の調整代が取れました。
グリップを握る角度も自然な感じに戻り、操作性も良くなりました。
当然ながら、マスターシリンダーとビキニカウルとのクリアランスは確保出来ました。
それが今回の目的ですからね。
ハンドルポストのオフセット量の変更は少ないため、ケーブル類や、ブレーキホース、クラッチホース、配線延長などの付帯作業(出費)も無く済みました。
現在進めるメンテナンス作業ですが、メンテナンスの度合いよりも、カスタム(ドレスアップ)の度合いの方が、だんだんと強くなってますね(^_^;)
然り気無いカスタムが好みですが、目立つカスタム(デコレーション化)になりつつあります。
けれど、メンテナンスと称したカスタム(ドレスアップ)によって、操作性がアップしましたので、良しとしましょう。
今後もメンテナンス作業は続きます。
スロットルワイヤー交換と称したハイスロ化と、付帯する薄型ハンドルスイッチへの交換するカスタムが、恐らく次のメンテナンス作業です(笑)
【追記】
2022年春にツーリング先での立ちゴケにてハンドルが曲がってしまい、取り替えたハンドルに合わせて、ハンドルポストの取付位置を変更しました。
オフセット量が調整出来るタイプで良かったと、この時思いました。